夏グルメの定番といえば焼肉。実は、肉の特徴を知ったうえでちょっとだけ焼き方を工夫すれば、おいしさが断然アップする。そこで、「牛角」の肉すべての商品開発を手がける肉のスペシャリスト・中島保人さんに、すぐにマネできる秘伝の手順を教えてもらった。今回のテーマは
「牛角カルビ」の上手な焼き方
だ。
※本記事は発売中のムック
「牛角Walker」
から一部抜粋・編集しています
火加減は強火よりの中火、肉を置く位置は「やや中央」で
必ず食べたい不動の人気メニューが牛角カルビ(649円)。カルビのなかでも特に厚みがあり、食べ応えは抜群。
まず注意しておきたいポイントとしては
・火加減=強火よりの中火
・肉を置く位置=やや中央
で焼くことだ。具体的に試してみよう。
(1)ロースター真ん中よりのやや火力が強い所に肉を置く。肉の表面にしっとり汗をかいてきて焼き色が付いたら、ひっくり返す。
(2)逆側もそのままの火加減で焼く。何度かひっくり返しながら焼いてもOK。厚みがあるので、時間をかけても旨味は逃げない。
(3)ひっくり返しながら、表面がこげるかこげないか、ぎりぎりのところまで焼く。好みの焼き色が付いたら、皿に取り出す。
なお
NGの焼き方
としては、
ロースター中央の強い火力で焼き続ける
こと。肉が丸まってしまい、焼きむらの原因になる。若干、火加減抑えぎみの位置で焼くのがベストだ。
鉄則=何度もひっくり返して焼くべし!
まとめると、ポイントは
・焼き時間の割合は、はじめ3割、ひっくり返して7割のイメージ
・厚みがあるので、何度もひっくり返して焼くべし!
となる。驚くほど肉の旨さが変わってくるので、ぜひ試してみよう。
※火加減はロースターで焼く場合を示しています。七輪の炭火で焼く場合とは異なりますので、ご注意ください