パエリアなのにパスタ!? スペイン料理「フィデワ」

東京ウォーカー

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スペインの名物料理、パエリア。魚介の香りとジュージュー焼ける香ばしい音、あつあつの湯気がもうたまりません!と思いきや、パエリア用の鉄鍋に入ってるのは、なんと米じゃなくパスタ! パスタパエリアとも言われる「フィデワ」が、スペイン料理店でじわじわと人気を集めている。

もとはスペイン・カタルニア地方の郷土料理で、細いパスタやショートパスタを炊き上げることにより、スープのうま味を染み込ませるのが特徴。鉄鍋で炊かれたあつあつのパスタは、外パリパリ、中しっとりの不思議な新食感! スープのうま味がぎゅっと詰まり、普通のパスタとはひと味もふた味も違う濃厚さだ。

「MODERN Catalan SPANISH“Bikini”」(東京都港区)はことし3月、赤坂サカス内にオープンした。本場スペインの味にこだわる「パスタパエリア」(3200円・2人前)は、パスタを揚げてからオーブンで焼くこだわりの手法で作っている。パリパリの食感が楽しめる極細パスタに、魚介類とトマト、アリオリソースが絡むモダンな味。

新橋のサラリーマンに人気なのは、「Klondike Highball」(東京都港区)。落ち着いた空間で食べられる「フィデワ」(1800円・2人前)は、具材を季節によって変えている。これからの季節は「カキとキノコのフィデワ」。ぷりっぷりのカキとしゃきしゃきシメジのうま味をた〜っぷり吸ったパスタは感涙モノのうまさだ。

1986年から吉祥寺で店を構える「Dos gatos」(東京都武蔵野市)では、「カサゴとアサリのフィデワ」(5250円〜・コース内メニュー)が食べられる。スペインで修業をしたオーナーシェフが作るフィデワのうまさの秘訣は、スープと具にふんだんに入ったカサゴのエキス。しっかりした身は味が濃く、くどくないからたくさん食べられる。

古民家と洋館を合わせたような不思議な外観が目を引く「スペイン厨房 ぷらてーろ」(東京都新宿区)では、濃厚な「イカスミのフィデワ」(2000円・2人前)が人気を集めている。フィデワでは珍しい太い麺が、新鮮なイカを使った手作りのイカスミソースによく合う。

フィデワのうま味の決め手はやっぱりスープ。各店こだわりのスープは魚介をふんだんに使った地中海風が圧倒的に多い。食感と濃厚スープ、ひと皿で2度おいしいフィデワが、東京の新しいブームフードになりそうだ。【東京ウォーカー/白石知沙】

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