東京で住みやすい街ランキング2位!“食だけでない魅力がわかる”築地の地域情報サイトが開設

東京ウォーカー(全国版)

大東建託株式会社の「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023 駅ランキング<東京都版>」の調査で、築地が東京で住みやすい街の2位に選ばれた。東京都中央区の統計によると、中央区の人口は2027年に20万人を超えると予想される。築地市場跡地の再開発など築地への注目が高まるなか、東京輸出株式会社が地域情報サイト『つきじGO!』を開設した。同サイトは、築地の企業と連携して、食や観光の情報だけでなく、そこに住む人や働く人に役立つ情報も紹介する。今回のサイト開設について担当者に話を聞いた。

今の築地がわかる『つきじGO!』

築地は、築地場外市場を中心に観光地としても注目されているが、生活する場所としてどんな地域なのかあまり知られていない。そこで、築地で仕事をしながら優しく人情味溢れる築地の人々と交流してきた同社は、多くの人々に築地の魅力を紹介したいと考えた。日本の人口が減少するなか、今後人口が増えると予想される地域が東京都中央区だ。住みやすい街として築地が注目され、また築地市場跡地の再開発も注目を集めている。『つきじGO!』は、築地に観光に来る人、住む人、働く人に向けて役立つ情報を届けていく。

ようこそ築地の看板

注目される築地市場跡地の再開発


取り組みの経緯

同社は、魅力ある築地のさらなる活性化の役に立ちたいと考え、同サイトを運営している。その取り組みについて紹介しよう。

1. つきじGO!(築地情報サイト)
観光客向けに築地場外市場のグルメ、イベント、お知らせ情報、観光スポットを紹介。築地で仕事や生活されている人向けに、生活に関するお困りごとの相談窓口、子育てに役立つ情報、求人、転職イベント、不動産情報も紹介している。現在、月に約1万6000人以上のサイトへのアクセス数があり、今後、現在の中央区の人口とほぼ同じ17万人のアクセス数を目指していく。

築地情報サイト「つきじGO!」


2. 津多屋商店とエコバッグを制作
築地で90年以上、暖簾、看板などを手掛けている津多屋商店(東京都中央区築地)の協力のもと、築地のエコバッグ(2000円)を制作した。地元の人のお買い物用のバッグとして、また観光客には築地PR用のバッグとして販売している。京橋エドグラン内にある「中央区観光情報センター」にエコバッグを展示販売しており、多くの観光客や中央区の人に販売実績がある。

【写真】築地の暖簾専門店が手がけるエコバッグはお土産にもおすすめ

築地PR用エコバッグ(赤)

中央区観光情報センターに展示販売


今回の取り組みについて、東京輸出株式会社の担当者に話を聞いてみた。

「(サイト内でのイチオシ情報は?)築地でバーベキューができることです。『東京メトロ日比谷線築地駅から近い場所でバーベキューができる』『基本、手ぶらで参加できる』『市場直送の新鮮でおいしいお肉、海鮮などの食材を食べられる』『スタッフの方が片付けてくれるので、手ぶらで帰れる』などメリットがいっぱい。ぜひサイトをチェックしてみてください」

「(サイト開設で苦労した点は?)築地の方々と協力関係を築くことです。築地のイベントで知り合いになった築地の暖簾専門店『有限会社 津多屋商店』様が親身になって、築地のお店や歴史を教えてくれました。そのご縁から築地のお店の方々と協力関係を築くことができました」

築地の暖簾専門店「有限会社 津多屋商店」


「(エコバッグのアイデアはどのように生まれた?)津多屋商店様が築地場外市場の看板を書かれていることを知り、築地をPRできるもの、お土産として喜ばれるものとしてエコバッグの制作を思いつきました。エコバッグのロゴは、江戸文字という伝統的な文字で『築地』と書かれています。市場で働いている方、築地に住んでいる方、観光に来られた方にご購入いただいています」

「(ユーザーへのメッセージは?)築地は人情味溢れる街で、何度も通っていくとお店の人と仲良くなって、おいしいお店を紹介してくれたり、おまけをしてくれたり。食事だけでなく、お祭りや料理教室、江戸文字体験会など楽しいイベントもあります。そして築地本願寺をはじめ、たくさんの観光場所もあります。銀座の隣に築地があるので、ぜひ一度いらしてください」

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