株式会社346から登場した、飲料缶専用缶オープナー「DAVI Can Opener(ダヴィ缶オープナー)」の販売規模がユーザーからの支援により全国にまで拡大した。
本製品はクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」と「machi-ya」を通じて人気を集め、支援金が約2000万円にまで上った飲料缶専用の缶オープナーであるが、クラウドファンディング終了後は公式オンラインショップとハンズ新宿店・梅田店のみの販売にとどまっていたものの、このたび全国規模での販売が開始する。
DAVI Can Openerとは?
DAVI Can Openerは独自機構により缶ビールの蓋を簡単に大きく開けることができ、缶ビールをジョッキ飲みできる缶オープナーだ。本製品を使用することで、飲み口が広くなるため、缶ビール本来の芳醇な香りや炭酸のキレをダイレクトに味わうことができ、より一層ビールの味わいを楽しむことができる。缶ビール用の缶オープナーはこれまでにも存在したが、「飲み口が荒れていて危険」「蓋が中に落ちて不衛生」などの課題を解消することができず、いずれも不発に終わった。一方でDAVI Can Openerは既存製品にない「4つの強み」を持っており、これらの課題を払拭した。
DAVI Can Openerの「4つの強み」
特徴1:直感的な操作性
使い方は「本体の缶にセットして回すだけ」誰でも直感的に使える。
特徴2:切り口が滑らかで安全
特殊なカット方法で切り口が滑らかに仕上がるため、カット面で肌を傷つけることがなく安全。
特徴3:蓋が中に落ちず衛生的
切った蓋が飲み物の中に落ちないため、衛生的。
特徴4:さまざまな缶サイズに対応
日本のビール缶に限らず、チューハイ缶や海外のビール缶等、さまざまな缶サイズに対応。
・対応している缶の上蓋内径:54mm~60mm
・国内で販売されているほとんどの350ml/500ml缶に対応しているほか、海外のビール缶にも対応。
洗練されたデザインもポイント
高級感のある洗練されたデザインは、家族や友人など、大切な人への贈り物としても最適。
特にDAVI Can Openerは「飲み口の安全性」、「蓋が落ちない衛生性」、「さまざまな缶サイズへの対応」という3点を併せ持っていることがストロングポイントだ。
スペースを取ることなく手軽に持ち運ぶことができるのでDAVI Can Openerは自宅だけでなくキャンプやバーベキューなどアウトドアな場面でも重宝すること間違いなし。
今回の商品について、担当者に話を聞いた。
――「DAVI Can Opener」を発売した意図や狙いを教えてください。
弊社はデザイン会社として、ビールサーバーなどのビールに関わる商品をたくさん手掛けてきたこともあり、常日頃から「ビールをおいしく飲むためにはどうすればいいか」を考えていて、そのなかでこのアイテムに行き着きました。缶をフルオープンできるオープナー自体は海外製品で存在しましたが、切り口が鋭利で危険だったり、開けた蓋が缶の中に落ちてしまったりと、安全性や衛生面で課題があって普及しておりませんでした。もしその課題を解決することができればビールライフをもっと楽しくすることができるのではないかと考え、開発をスタートさせました。
――開発する際に苦労した点はありますか?どうクリアしたかと合わせて教えてください。
品質を担保するというところで苦労しました。試作モデルを何度も制作し、1200本を開ける耐久テストなどを経て、ようやく完成形に辿り着きました。
――読者へのメッセージをお願いします。
ブランド名「DAVI」は「Design Any Vision」の頭文字をとっており、デザインとテクノロジーの力で「あたらしい、あたりまえを」実現するという想いが込められています。「DAVI Can Opener」で、ちょっとした“新しい日常”を体験していただければうれしいです。
文=土屋梨夢