つり橋の往来はもちろん、立ち木の高い位置まで登って絶妙なバランスで寝たり、雪が降れば走り回ったりと、冬でも活発なレッサーパンダ。旭山動物園(北海道旭川市)には5頭のシセンレッサーパンダがいるが、みんな冬でも元気! そのやんちゃぶりに密着した。
シセンレッサーパンダは、中国南部からヒマラヤにかけての山岳地帯に生息。赤茶色の体毛で顔に白い模様、尾には5〜7本のリング状のしま模様があるのが特徴だ。体調50〜60cm、体重3〜4kg、ころっころの愛くるしい動きで、動物園の人気者だ。
レッサーパンダたちは2つの放飼場に分かれて暮らしていて、吊り橋側にはノノとニャンニャンが。アクリル小屋側には17歳のおじいちゃんのヤンヤン、18歳のチャオチャオ、そしてノノ&ニャンニャンの子、リンリンがいる。
つり橋を渡り細い枝にもひるまず、かなり高い位置まで木を登るノノとニャンニャン。一方、側溝に降りるリンリンは板の上にピョンと飛び乗ったりと、軽快な動きを見せる。個体を識別してじっくり観察していると、それぞれの個性を感じられるのも面白い。旭山動物園に行ったら、冬でも元気いっぱいの5頭の動きをじっくり観察してみて。きっとあなたもトリコになるはず。【詳細は北海道ウォーカー12/15発売号に掲載】