初代ロードスター、これを抜きにマツダは語れない。そんな稀代の名車だが、いまや修理のきかないクラシック。となれば実際に運転するのは中々おっくうだ。そう思っているロードスター愛好者には、とびきりの嬉しいニュースが飛び込んできた。
マツダは、初代「ロードスター」(NA型)を対象とした、レストア事業とパーツ再供給の二つからなるサービスの開始を発表した。
レストア事業では、同社が直接面談を行い、個々のクルマの状態や要望に合わせオリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュする。2017年内に受付を開始し、2018年初頭よりサービス開始予定だ。作業を行うマツダ社内の施設は、テュフラインランドジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証取得を予定しており、高い品質のレストアを約束する。
一方、2018年初頭より、現在供給終了となっている一部パーツを復刻、販売する。パーツはオリジナルを意識し、初代「ロードスター」発表当時を彷彿とさせるビニール生地のソフトトップやデザインを再現し、乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブを現在の技術で蘇らせる。その他の部品供給についても「お客さまとの対話を通じて今後取り組んでまいります」と意欲的だ。
ロードスターという文化が未来に継承されることを、素直に喜びたい。【ウォーカープラス編集部/岩下大志】
岩下大志