日向坂46、全国ツアーの追加公演を開催!2度目の横浜スタジアム単独ライブ(2024年4月開催)も発表

東京ウォーカー(全国版)

12月9、10日の2日間、神奈川県のKアリーナ横浜にて日向坂46のライブが開催された撮影=上山陽介

2023年12月9、10日の2日間、神奈川県のKアリーナ横浜にて日向坂46のライブが開催された。これは8月〜11月にかけて行なわれたアリーナツアー「Happy Train Tour 2023」の追加公演にあたり、初日の9日には1期生の潮紗理菜さんの卒業セレモニーも行われた。

【写真】全12公演で計14万人動員、Kアリーナ横浜2日間計4万人を動員した日向坂46のライブの様子撮影=上山陽介

冒頭、列車の車両を模したセットからメンバーたちが姿を現すと、アップテンポなダンストラックが流れる。開演から激しいダンスを繰り広げたメンバーたちは、キャプテン・佐々木久美さんの「行くぞー!」という掛け声をきっかけに、最新曲「君は0から1になれ」をパフォーマンス。グループのダンススキルを存分に見せる。続いてステージ上に月のオブジェが登場すると、齊藤京子さんがセンターを務める「月と星が踊るMidnight」を歌唱。ステージ側の壁一面が星空のように輝き、Kアリーナの空間を夜空の下のように変えた。

再び短いダンストラックを挟み、今度はアリーナ中央を横切るように設置された花道で「川は流れる」をパフォーマンスする。左右に大きく広がる会場の形に合わせ、横一列になって美しい行進とカノンダンスを見せた。

撮影=上山陽介

ここで最初のMCタイム。齊藤京子さんは、「(ツアー初日から数えて)12公演目ってことですよね。そう考えると寂しい気もするんですけど、今年最後のライブでもあるので、みなさんと最高の思い出を作りたいなと思います」と抱負を語った。続いて松田好花さんが、客席のブロックごとにコール&レスポンスを敢行。アリーナ、ローワー、ミドル、アッパーというKアリーナならではの呼称に加え、配信で観ているファンにも呼びかけた。

続くパートでは、日向坂46のデビューシングル表題曲「キュン」と2ndシングル表題曲「ドレミソラシド」を立て続けに披露。日向坂46の元気で若々しいイメージを決定づけた2曲に、会場のファンのコールも一段と大きくなった。

撮影=上山陽介


ここからは人気カップリング曲が続く。3期生がアップテンポの賑やかな曲「ゴーフルと君」で盛り上げると、青いドレス衣装に身を包んだ4期生が「シーラカンス」を披露。会場には水中の気泡を思わせるシャボン玉が飛ばされた。「恋は逃げ足が早い」では、金村美玖さんが「おひさま(日向坂46のファンの愛称)のみなさん、今日はツアーファイナルですよー!過去一の声で盛り上げてください!」とあおる。ラストはキャノン砲で紙テープが発射され、会場をきらびやかに彩った。

撮影=上山陽介


続く「ガラス窓が汚れてる」では、列車の車両がリフトアップされ、センターの河田陽菜さんを始めとするメンバーたちが、立体的にフォーメーションを変えながらダンスを披露。そして日向坂46の楽曲の中でも最もエモーショナルな「こんなに好きになっちゃっていいの?」で、全員一丸となった渾身のシンクロダンスを見せた。

撮影=上山陽介


3期生のメンバーがはけると、ステージ上に設置された車掌室に4期生の平尾帆夏さんが登場。「8月末からとても長いご乗車、ありがとうございます」と感謝を述べてから、4期生のメンバーからの質問を読み上げる。最年長の平岡海月さんからの「一生どちらかしか食べられないとなったら、お肉かお魚か、どちらですか?」という質問に対し、会場のファンは7割方が「肉」と答えた。さらに客席に向かって自身のキャッチフレーズ「ひら砲」を放つと、ファンが「わー」とのけぞるくだりも。ほかの4期生も制服姿で登場し、平尾さんのセンター曲「ロッククライミング」をさわやかな笑顔とともに歌った。

撮影=上山陽介


「期待していない自分」のイントロが流れると、雰囲気が一変。懐かしい白デニム衣装を着た1〜3期生がステージに現れ、力強いパフォーマンスを行なう。この楽曲は、日向坂46の前身のけやき坂46(ひらがなけやき)時代にターニングポイントをもたらした一曲で、今回のツアーでは先輩たちの意志を受け継ぐように4期生が歌っていた。最終日のステージでは、センターの1期生・佐々木美玲さんを中心に、再び先輩メンバーたちが渾身のパフォーマンスを披露。楽曲の後半には4期生も合流し、全員で激しく踊った。まだ何者でもなかったけやき坂46が、自分たちの道を模索してもがいていたころに戻ろうとしているような、メンバーたちの必死の表情が印象的だった。

撮影=上山陽介

ここで4期生によるMC。先輩たちと一緒に「期待していない自分」を披露したことについて、藤嶌果歩さんは「先輩方のパフォーマンスを見て、やっぱり先輩方ってすごいなって思って、ずっと見させていただきたいなって思うような背中を見させていただきました」と言いながらも、「私たちも一緒に踊らせていただいて、これが今の日向坂46なんだよっていうのをみなさんに知ってもらえたらうれしいなって思って。今の日向坂46をみなさんに好きになってもらえたらいいなって思ってパフォーマンスさせていただきました」と語った。平尾さんは、先日活動を辞退した岸帆夏さんに触れ、「岸帆夏ちゃんの思いも込めて、これから(4期生)11人で頑張らせていただきます。よろしくお願いします!」と前向きに挨拶した。

撮影=上山陽介


  1. 1
  2. 2
  3. 3

注目情報