「けもフレ」コラボ開催中のみさき公園、公式Twitterが“期間限定”の理由

関西ウォーカー

6月23日(金)、とある動物園がTwitterに公式アカウントを開設しました。その動物園は、大阪・みさき公園。1957年に開業し、2017年で60周年を迎えた関西の歴史ある動物園です。

公式Twitterでは、みさき公園の豆知識をつぶやいたり、園内の様子を写真でお知らせしたりするなど、思わずほっこりする投稿が続いています。ですが、Twitterのプロフィール欄には「9月下旬までの期間限定の公式アカウント」の文字が。せっかくはじまったTwitterアカウントが秋には終わってしまう?その理由を、みさき公園に聞きました。

日本国内の動物園でも珍しいスマトラトラ


「あの日、Twitterで話題になったことを受け『ここで導入しない手はない』と、期間限定でスタートしたんです」。そう話してくれたのは、みさき公園で広報を担当する堀さん。実は6月19日、Twitterでは「みさき公園」がトレンドワードとなりました。みさき公園とメディアミックス作品「けものフレンズ」とのコラボ企画が発表され、大きな話題を呼んだのです。この反響を受け、すぐさまアカウント開設に踏み切ったみさき公園。それより以前にTwitterをはじめなかった理由については、「みさき公園では60周年を記念して、4月からInstagramを開始しました。そのころ、Twitterをはじめることは想定していませんでした。ノウハウのない中で、複数のSNSを運用するというのは、なかなか容易ではありませんから」とのこと。今回のTwitterアカウント開設は、みさき公園のフットワークから生まれたものだったのです。

【写真を見る】「アミメキリンとサーバル」パネルは吉崎観音描き下ろし


みさき公園では、7月6日(木)から9月19日(火)の期間、けものフレンズとのコラボ企画として「飛び出せ、みさきフレンズ」を開催中。園内に「けものフレンズ」に登場するキャラクターのパネル展示や動物の解説パネルが登場。みさき公園の人気動物「スマトラトラ」と「ホオジロカンムリヅル」のキャラクターがこのコラボをきっかけに新たに誕生するなど、充実した内容となっています。コラボの手ごたえについて聞いてみると、「来園される方やSNSでの反応を見て、反響を感じています。7月28日(金)から、「けものフレンズ」キャラクターデザインの吉崎観音さん描き下ろしの「アミメキリンとサーバル」イラストパネルが園内に登場しましたが、これも企画段階では予定になく、原作側のご厚意で生まれたものでして。とてもうれしく思います」。キリンの繁殖実績から「キリンのみさき公園」と呼ばれ、今でも同園の看板動物のひとつであるキリン。足にハートマークがあるメスのキリン「音羽」の前に設置された描き下ろしパネルをよく見ると、イラストにもハートマークが描かれているのが分かります。こういった愛のある演出も、コラボレーションの魅力のひとつとなっています。

みさき公園はイルカショーも名物のひとつ


堀さんは来園される方に「みさき公園は動物園、遊園地、イルカショーを併設する全国でも珍しい施設です。お子様や家族連れはもちろんのこと、幅広い層の方に動物を知っていただき、楽しんでもらえると嬉しいです」とメッセージ。8月11日(金)からは、特定日にイルミネーションとともに涼しくなった夜の動物園が楽しめるナイトズーもはじまったみさき公園。ナイトズー開催日には夕方のイルカショー追加公演も行われるほか、海のそばを走るジェットコースターや夏季限定のプールなど、動物以外にも見どころ満載です。TwitterやInstagramでみさき公園の魅力に触れたら、その次はぜひ足を運んでみてください!【ウォーカープラス編集部/国分洋平】

国分洋平

注目情報