亀田製菓の「亀田の柿の種」が8月7日(月)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から「宇宙日本食」の認証を取得した。
宇宙日本食とは、国際宇宙ステーション(ISS)に長期間滞在する日本の宇宙飛行士に、日本食の味と食感を楽しんでもらうことで仕事の効率維持や向上につながることを目的にした宇宙食。食品メーカーが提案する食品をJAXAが審査し、宇宙食としての基準を満たした食品が、「宇宙日本食」として認証される。
亀田製菓は2014年に「亀田の柿の種」を宇宙日本食にするための開発を開始。同商品が発売50周年を迎えた2016年には正式なプロジェクトとなり、3年の研究、開発期間を経て、亀田製菓設立60周年を迎えた2017年に宇宙日本食の認証を取得した。
宇宙日本食の「亀田の柿の種」は90mm×9mm×40mmのトレーに入っており、トレーの蓋と外側底面にベルクロがついている。繰り返し蓋を開閉したり、固定された場所にくっつけることができるようにするなど、無重力の宇宙でも飛び散ることなく食べられるよう工夫が施された。
残念ながら日本宇宙食用の「亀田の柿の種」は発売の予定はない。今後は日本人宇宙飛行士とともに、宇宙に行くことを目指す。
長年愛される柿の種が、宇宙でも活躍することを祈りたい。【ウォーカープラス編集部/岩下大志】
岩下大志