9月29日(金)に開業する新施設「赤坂インターシティAIR」。商業ゾーン内の詳細が発表となった。
「赤坂インターシティAIR」は、オフィス・コンファレンス・商業・医療・住宅の5つの顔を併せ持つ複合型施設。高さ約200mのタワー棟や、赤坂・虎ノ門エリア最大級となる5000平方メートル超の大規模な緑地を設け、同エリアの新たなランドマークを目指す。
ファインダイニング「THE ARTISAN TABLE by DEAN&DELUCA(アーティザン テーブル バイ ディーン&デルーカ)」
1階と2階で異なったスタイルで食事を楽しめるレストラン。1階はイタリアンを中心に、お酒と共に気軽に季節を味わう料理をアラカルトにて提供。一方2階では、DEAN&DELUCAで腕を振るう個性豊かなシェフが3ヶ月ごとに交代でメニューを考案し、ジャンルにとらわれないメニューを提案するラボラトリースタイルのコースメニューを堪能できる。
イタリアンカフェバール「ボンドルフィ ボンカフェ」
160年以上愛され続ける老舗店で、2014年に日本に初上陸。産地はもちろん、収穫年数によって異なる生豆の性格を見極め、最適な状態でローストしたボンドルフィならではの美味しいコーヒーを最適なサイクルで空輸。東京でもローマと同じエスプレッソを楽しめる。系列店初のサービスとして、日本では珍しい「ピッツァの計り売り」を実施。四角い鉄板に長時間熟成させた生地と具材をのせてオーブンで焼き上げたローマ発祥のピッツァを要望に応じて切り分け販売する。
ロコイタリアン「mauka kitchen(マウカキッチン)」
ハワイ島の緑豊かなmountain side(山側)を意味する「MAUKA(マウカ)」に佇むヨーロッパからの移住者の都会的なセンスと、ハワイの心地よさが共存するレストランをイメージ。様々な国の料理と融合し進化するハワイ料理の多様性に同じく、世界中から愛されるイタリアンのエッセンスを加えた「ロコイタリアン」に、キヌアやグルテンフリーなど食事を心身ともに楽しむ「ギルトフリー(罪悪感のない)」のエッセンスを織り交ぜた「満足とヘルシー」を実現している。
デリカテッセン「PARIYA(パリヤ)」
1996年創業、青山のデリカテッセンPARIYAが昨年の20周年を経てオープンさせる新店舗。新鮮な野菜を中心とした旬の食材をベースにスパイスやハーブをふんだんに織り交ぜた色鮮やかなデリを多数用意。ショーケースから好きなデリを選んでランチボックスに詰めてテイクアウトできる弁当が、オフィスワーカーやレジデンスに住む人々の食生活をサポートする。
ベーカリー・レストラン「COURTESY(コーテシー)」
空間デザインやメニュー開発を手掛けるクリエイティブディレクターにアーティスト舘鼻則孝(たてはなのりたか)氏を迎えたアクトコールグループの新業態。こだわりの店内には舘鼻氏のアート作品を展示するほか、インショップコーナー「CUBICLE(キュービクル)」の設置を予定している。食を演出するのは、伊豆のオーベルジュ「アルカナイズ」の元料理長山本篤史が手がけるフレンチと、表参道で人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」のメニュー。食とアートのマリアージュを楽しめる。
ビアパブ「ベルジアンブラッスリーコートアントワープポート」
100年前のベルギーのビアカフェを再現したレトロモダンな雰囲気の店舗にビールの特注設備を導入し、プロが生ビールの個性を引き出す4度、8度、11度の3つの異なる温度で提供。最適な状態でのグラスサーブと味わいを表現し、より美味しいビールの飲み方を提案する。ベルギーを中心とした10種の生ビールとシェアして楽しめる750mlのボトルビール10種に加え、ベルギーの国民食であるこだわりのフライドポテト、世界中から集めたベルギービールに合う缶詰20種を用意。海外のバーで定番のキャッシュオンデリバリー形式を採用し、カジュアルに楽しめる。
ビストロ「ビストロバズ」
「“EAT LOCAL, DRINK GLOBAL”?旅するビストロ?」をコンセプトに、旬の食材で織り成す四季折々の料理を提供する。店舗は、ウッド調のモダンで落ち着きある空間に、特注の鉄板を備えたオープンキッチンを設え「ライヴ感」を感じることができる。岩手県出身「Chef三浦」のエスプリを感じさせる料理は、修行で培った和食・イタリアンの技法も交えた独自のオリジナリティを加えて提供。フランスのビストロの定番でもある、自身で好きな料理を組み合わせる「プリフィクスコース」を採用している。
プライムリブ専門店「ロウリーズ・ザ・プライムリブ」
1938年にアメリカ・ビバリーヒルズで誕生し、アメリカ、アジアを中心に計11店舗を展開するプライムリブ専門店。国内3店舗目となる赤坂店は天高5mのダイナミックな空間に220席、個室を3部屋用意し、様々なニーズに対応する。「シルバー」と呼ばれるカートの中に大きな塊のプライムリブを縦置きにし、好みのサイズと焼き加減に合わせ、目の前でカットして提供する。ステーキやシーフードプラッターも用意。エントランス部分には開放的なカフェ&バーラウンジが設けられている。
やきとり・鶏料理「やきとり宮川」
1949年に日本橋茅場町に鶏の卸問屋として創業。2008年2月に赤坂に移転し、再開発により一時クローズするまで支持されてきた店舗が、このたび戻ってきた。提供するやきとりは卸問屋ならではのこだわりを凝縮。タレは創業期からの継ぎ足しのタレ、塩は赤穂の焼き塩とヒマラヤ産をブレンドし、薬味には宮川オリジナルの焙煎黒八味や収穫期の最後3週間しか採れない希少な完熟赤山椒を使用。名物料理の千葉県産かずさ地鶏を使った「白い唐揚げ」のほか、生産者との連携により「れんこんの穂先」「雪解けにんじん」「白馬かぶ」「皮付き里芋」など、その時期に宮川でしか食べられない食材も数多く取り揃える。
中華そば・つけめん「舎鈴」
2000年代のつけめんブームの火付け役を担った「六厘舎」から派生し、ブームだったつけめんを「日本の文化にしたい」という思いから誕生。「お客様に気軽にご来店して頂きたい。美味しい味をより安価にご提供したい」という思いを持ち、「毎日食べても食べ飽きない味」を目指している。六厘舎の代名詞「濃厚スープ」を踏襲しながらも、「豚・鶏Wスープ」の動物性の旨味を重ねたあっさり系のスープに魚介出汁を効かせたキレのある味で作り上げているのが特徴だ。
明太子・九州料理「博多もつ鍋やまや」
辛子明太子の「やまや」が運営するもつ鍋店。こだわりの「匠のたれ」に漬け込まれ、168時間の熟成を経て生まれた辛子明太子をふんだんに使用した逸品料理と博多の絶品もつ鍋をメインに九州の郷土料理を堪能できる。夜の主力メニューのもつ鍋は、「あごだし醤油」と「こく味噌」の2種から選べるスープに、国産牛もつの甘みのあるクリーミーな味わいとプルッとした食感が魅力だ。杉の一枚板を贅沢に使用したカウンターや大テーブル、和と洋の雰囲気が共存する店内でたくさんの緑と共に九州料理を楽しめる。
コーヒースタンド「Why not!?パンエス」
表参道で人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」で経験を積み、2016年全日本ブリューワーズ選手権セミファイナリスト、国内外で指導者としても活躍するバリスタが、1杯ずつ丁寧にいれる味わい深いコーヒーを提供。「毎日通いたくなるコーヒースタンド」として、忙しい日々にゆとりをもたらす。メニューはハンドドリップコーヒー、エスプレッソ、マキアート、カフェラテ等に加え、オフィスワーカー向けの“TODAY'S coffee”も用意。また、「COURTESY(コーテシー)」のサンドイッチ、パンに加え、バリスタが選定したコーヒー豆も販売予定。
このほか、スターバックスやローソンといった店舗も登場。赤坂の新名所から目が離せない。【ウォーカープラス編集部/岩下大志】
岩下大志