去年の12月1日、JR渋谷駅からこつ然と姿を消した「モヤイ像」に始まり、大阪の「くいだおれ太郎」や激安チェーン店「ドン・キホーテ」のマスコットキャラクター「ドンペン」など、次々と“不可能”とされていたものを盗み出してきたルパン三世。その成果ともいえる“お宝”をファンに山分けするという、太っ腹なイベントが1月7日開催。ダイヤや車といった超豪華なお宝だけでなく、漫画家・モンキー・パンチ氏が登場するなど、ファンにはたまらないイベントとなった。
今回山分けされたお宝は、ルパンの愛車「FIAT500」や、映画『カリオストロの城』に登場した指輪を再現した、約50万円の「ペアリング」、約100万円のダイヤモンドなど、超豪華な品々。もちろんこれらのお宝もそうだが、今回会場を一番沸かせたのは、なんと言っても原作者でもある、漫画家・モンキー・パンチの登場。
うれしいサプライズゲストの登場だけでなく、このために掻き下ろしたというルパン一味のイラストも会場にプレゼントするなど、ファンにはたまらないプレゼントとなったようだ。
モンキー・パンチ先生も、「ルパンを描いてもう42年です。最初は、3か月で終わる予定だったんですが、こんなに多くのファンに愛されて本当に感謝しています」と、感慨深い様子。ファンの言葉にならない喜びようを目の当たりにした先生は、「生きている限り(作品を)作り続けます!」と熱のこもった口ぶりでファンと固い約束を交わした。
ほかにも、声優でもある栗田貫一さん(ルパン三世)と小林清志さん(次元大介)が、声で登場したり、「ルパン三世」シリーズの音楽を担当している大野雄二さんが生ライブを披露するなど、ファンの熱気が収まらない“ルパン尽くし”の一夜となった。
ところで今回のイベントの正体は、「LUPIN STEAL JAPAN PROJECT」のひとつ。「LUPIN STEAL JAPAN PROJECT」とは、ルパン三世とファン、協賛企業、メディア、自治体などが一体となり、今の日本に活力を与えようというプロジェクトで、昨年末から今年2月末まで様々な仕掛けを用いて展開される。ちなみに、2/12(金)には日本テレビ系でTVスペシャルも放送決定! ルパンファンにとっては、まだまだルパンから目が離せない日が続きそうだ。 【東京ウォーカー】