日本初の燃料電池バスツアー開催!発生電気を使って道場六三郎考案レシピにも挑戦

東京ウォーカー

日本初の燃料電池バスツアーで使用されたバス


燃料電池バスを使ったバスツアー「水素のチカラを実感!親子で行く燃料電池バスツアー」が、8月19日(土)、20日(日)、26日(土)の3日間、都内で開催。

同イベントは、東京都交通局による都営交通の情報発信プロジェクト「PROJECT TOEI」の一環として、JTBと共同で行われるもの。水素と酸素を反応させて電気を取り出し、温暖化ガスを一切排出しないエコカー「燃料電池バス」によるバスツアーは、募集型企画旅行としては日本初の試みとなっている。

【写真を見る】道場六三郎氏が考案した「炊き込み東京カレー トマトあん」


ツアーでは、各回募集定員20名を上限に、水素情報館「東京スイソミル」でワークショップを通じて水素エネルギーを学んだり、東京・豊洲のWILD MAGICで燃料電池バスから発電する電気を使った屋外料理体験も楽しめる。特に料理体験では、東京産の食材を使って、和食料理人・道場六三郎氏がツアーのためだけに考案した「炊き込み東京カレー トマトあん」に挑戦できる。このレシピは、カレーの汁を使用した炊き込みご飯にトマトをふんだんに取り入れたあんをかけることで、夏にぴったりのさっぱりした味わいに仕上がっている。

包丁でトマトやきゅうりを切るのに挑戦する子供たち


フライパンで具材を炒めている模様


すでに行われた19日は定員となる20名の親子が参加し、料理体験では4つのグループに分かれて調理を開始した。子供たちは両親のサポートを受けながら、具材を切るところからスタート。初めての調理に戸惑いながらも包丁でゆっくりトマトやきゅうりを切ったり、フライパンで具材を炒めたりしながら順調に調理を進めていき、カレーの香ばしい香りが場内を埋めつくすと、参加者たちが笑顔を見せる一幕もあった。

家族で仲良く実食


調理後の実食では、子供たちが「おいしい」と答えながらおかわりする姿であふれ、調理した感想については「楽しかった」と笑顔をみせた。最後に記念撮影も行い、子供たちは終始笑顔のまま大盛況のうちに幕を閉じた。

ツアーの参加者全員で記念撮影


今回使用されたバスは、路線バスとして実際に営業運行もされており、一般の方でも乗り降りができる。交通局は今後も燃料電池バスの導入を順次拡大すると明言しており、水素社会の実現に力を入れていく模様。なお、バスツアーは参加者の募集をすでに終了しているため、また新たな催しの発表に期待したい。【ウォーカープラス編集部】

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