レトルトカレーというと一般的には即席の簡易的な食事、非常時のための保存食で味は二の次、といった印象があるだろう。けれど、それは大きな間違い!最近では1000円オーバーの高価格帯の商品が登場したり、有名ホテルがオリジナルカレーを発売したりしており、レトルトでもお店顔負けの味が楽しめる。果たしてレトルトカレーの実力はどれほどまでに向上しているのか!今回数ある商品の中から厳選した、オススメ品を5つ紹介しよう。
ハイプライスカレー
まさかの1000円超え! 自宅でプロの味が手軽に味わえる。
◆「常陸牛ぎゅうビーフカレー」2160円/磯山商事
茨城のブランド牛「常陸牛」を150gも使用した贅沢なレトルトカレー。タマネギやニンジン、リンゴなどと一緒にトロトロになるまで煮込んであり、口に入れた瞬間、常陸牛の繊維がほぐれる。さらにヨーグルト、ワイン、醤油も茨城産というこだわりぶりだ。
◆「牛テールカレーゴロット」1620円/長崎豊味館
封を切ってビックリ。牛一頭からわずかしか取れない希少部位、牛テールの塊がゴロッと入ったセレブなカレー。骨からほろりと外れる肉は、とても柔らかく口の中でほろりと崩れる。クミンとガラムマサラが1袋ずつ付いているので、お好みで味の変化を楽しんで。
五つ星ホテルオリジナルカレー
温めるだけで、有名ホテルのカレーが再現可能。贈答用としても人気の3品を厳選。
◆「ビーフカレー」854円/ホテルオークラ
ホテルオークラのシェフによる、フレンチのエッセンスを加えたビーフカレーがレトルトに。じっくり煮込まれた牛肉の食感が決め手のフレンチ風カレーだ。スパイスの香り高くピリッとした辛味が口の中に広がっていき、ご飯との絡み具合も◎。
◆「地鶏チキンカレー」2100円/パレスホテル
09年までホテル内で営業していた「IVY House」。そこで提供されていた伝説のカレーを継承。8種のスパイスをブレンドしたルーは芳醇な香りで、地鶏も食べ応え十分。ビーフカレーとセットで購入できるので要チェックだ。
◆「英国風ビーフカレー」918円/帝国ホテル
丹念に炒めたみじん切りのタマネギやニンジンの、野菜が持つ本来の甘味がルーに溶け込んだ体にやさしい野菜カレー。クリーミーさを感じる口当たりで、時間をかけて堪能したくなる。濃厚なルーの中に牛肉の存在感が際立っているのがポイント。
1968年に日本で初めて誕生したパウチのレトルトカレー。温めるだけでできたてのカレーが食べられるという革新的な試みが評価され、進化し続けている。ぜひカレーマニアは1度味わってみて欲しい。【東京ウォーカー編集部】