さる8月28日、「クルーズの未来をもっと良く、素敵なものにしよう」としている関係者の間で「クルーズミーティングYOKOHAMA」が開催されました。
クルーズと言っても、多くの人からすると、憧れはあるけれどあまり体験する機会のないもの。でも、クルーズの未来を考えている人たちの思いを知れば、もしかしたらもっと興味が湧き、身近なものになるかもしれません。
そこで今回は、「クルーズミーティングYOKOHAMA」に参加して、クルーズ業界や業界の人たちの思いを聞いて来ました。
「クルーズミーティングYOKOHAMA」は、まず市場の現状把握からスタート。クルーズが「憧れはあるけれど、あまり体験する機会のない」ものなのは、気軽さや、市場の未確立などが原因ではないか、ということのよう。
例えば、夏の風物詩となっている屋形船は、最近ようやく市場が確立され体験者も増えてきていますが、一方でクルーズはまだまだ情報が少なく、「お金が結構かかるんじゃないか」というイメージから、少しハードルの高いものとなっているそうです。
これは、クルーズ業界全体の問題として捉えられていて、今後そのイメージを変えていくことが課題になっているそう。その課題解決のため、今回の「クルーズミーティングYOKOHAMA」を主催したケーエムシーコーポレーションでは、工場夜景をまわる「工場夜景ジャングルクルーズ」を企画し、メディア露出などに成功したようです。この露出と、横浜ならではの企画によって参加者も以前より増えたとのこと。
また、上記のような航路の斬新さを打ち出す他にも、カップルなどがもっと気軽に使えるよう、二人だけのクルーズレストランプランや、ホテルと組んで美味しいケータリングを押し出すプラン、懇親会、ウエディングパーティーなど、ゲストの希望にきめ細やかに対応できるように「リザーブドクルーズ」というブランド名でチャーターの提案をしているそうです。
ちなみにこの日は、この「リザーブドクルーズ」が現在提供しているアトラクションクルーズのひとつである「横浜夜景FANTASTIC CAFESHIP」での航路を体験。このプランは、赤レンガ倉庫を起点として、横浜の夜景を見ることができるクルーズです。しかも、「クルーズ中に望むと幸せになれる」と都市伝説にもなっている「横浜三塔」「青く輝くベイブリッジ」「女神像“みちびき”」の三箇所を見ることのできるので、カップルや、恋活中の人にはぴったり。
横浜三塔
横浜港内で「キングの塔」「クイーンの塔」「ジャックの塔」が同時に見られるレアスポット。同時に見られるのは、ある直線に来た位置だけなので、見逃さないで。
青く輝くベイブリッジ
青くライトアップされた橋を真下から見上げることで、幸せが訪れると言われています。青くライトアップされるのは、一定の時間帯のみ。
女神像「みちびき」
横浜港の安全と、私たちの幸せを見守る女神。中には、この女神像に向かって、幸せを祈る人もいるそうです。
また、横浜を半周したあたりからは、実際にクルーズ上で提供されている食事の提供も。
どれもメニューが凝っていて、ちょっと豪華なディナーを楽しむことができました。今回は軽食がメインでしたが、もちろん、ディナークルーズだとコース料理の提供もあるので、しっかりと楽しみたい人にもおすすめ。
今回の「クルーズミーティングYOKOHAMA」を行い、関係者で横浜クルーズを盛り上げていこうという目指す方向を定めたことで、これから様々なクルーズコースやプランが生まれそう。まだまだ成長途中の業界ではありますが、ぜひアーリーアダプターとして、試してみるのはいかがでしょうか。【ウォーカープラス編集部/大原絵理香】
大原絵理香