福山雅治「ホーム感ある」に大阪ファン熱狂!「三度目の殺人」大阪特別試写会

関西ウォーカー

8月29日(火)大阪・TOHOシネマズ梅田にて行われた映画「三度目の殺人」特別試写会に主演の福山雅治と是枝裕和監督が登場。「そして父になる」(2013)以来、4年ぶりにタッグを組んだ2人が、大阪のファンの前で舞台挨拶を行った。

コンサート会場のような大歓声を浴びながら登場した福山と是枝監督。福山はまず「大阪に帰ってまいりました」と挨拶。ジョン・ウー監督の最新作の撮影で大阪に滞在していた時期があり「久しぶりのような気もするけど、ホーム感を感じますね」と話すと、大阪のファン嬉しそうな表情を浮かべていた。

関西テレビが主催する試写会史上NO.1に応募数を記録した今回の試写会。1万7239通もの応募があったことを聞いた福山は「え!マジで!?」と驚きのリアクション。是枝監督と一緒に観客を見渡しながら「今年はもういいことないかな?」と観客に向けジョークを飛ばしつつ、嬉しいですねとコメントした。

勝ちにこだわるクールな弁護士を演じた福山について是枝監督は「今回の福山さんはお世辞抜きですごいです」と称賛。特に共演した役所広司との接見のシーンをあげ「2人の芝居がどこまでいくんだろうっていう瞬間が何度もあった。その場にいたスタッフ全員が凄いと顔を見合わせていました」と明かすと、福山も「役所さんに導いてもらった」と太鼓判を押した。是枝監督は「いい加減なことができない相手。僕よりも僕が書いた脚本を深く読み込んでいた」と役所の演技についても称賛した。

ベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートが決定している本作。「そして父になる」でカンヌを体験した福山は自慢げに「監督と一緒にいるとすごくいいところに連れていってくれる」と話し、話題はカンヌで福山が男泣きした話に。前日から是枝監督の高揚感を直に感じていた福山は、上映後のスタンディングオベーションが起こった際、是枝監督の思いが観客に伝わったと感じ男泣きしたそう。本作も良い結果を残して大阪に凱旋したいとファンの前で誓った。

フォトセッションで客席に降りた福山と是枝監督は、観客に向かって本作をPR。是枝監督は「普通の謎解きとは違うプロセスを経て着地する作品。すっきりしない人もいるはず」と観客に話すと、福山は「僕はすっきりしましたよ」と返した。福山が考えたタイトルの解釈を聞いていた是枝監督は「まだまだ深い部分があります」と話し、福山を唸らせた。2人は「タイトルの解釈も楽しめる映画」とアピールし、締めくくった。

【関西ウォーカー編集部/山根 翼】

山根翼

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