夏場は、熱中症対策として水分だけでなく塩分の補給も推奨されている。そんな今、注目したいのが、日本橋の老舗塩問屋が手掛けた初の飲食店「塩・酒・肴 中井商店」(東京・渋谷)だ。同店では、卓上に用意された10種類の塩でさまざまな料理を楽しめるのだ。
「塩・酒・肴 中井商店」は、この夏、渋谷駅から青山方面へと続く渋谷東口エリアにオープンした複合施設「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」内の2階に登場。同施設の1~4階には、「周辺エリアに不足する飲食機能の充実を図りたい」と、合計15のテナントが入り、東京初出店のハワイアンレストランや、日本初上陸のスペイン料理店なども軒を連ねている。
ガラス張りの近代的な外装と、古き良き日本を感じさせる和風な内装が目を引く「塩・酒・肴 中井商店」では、お祝い料理の「塩釜焼」(価格は種類により変動)や、塩麹に漬けた鶏を紙に包んで旨みを閉じ込めたメニュー「塩麹ペーパーチーズチキン」(550円)など、塩の魅力を活かした自慢の日本料理を提供。そして、卓上には10種ものオリジナル塩を置き、その日の宴を盛り上げてくれる。
オリジナル塩は、クミン塩やレモン塩、カレー塩やハーブ塩など。これらは、カラフルな「10種の鮮野菜スティック」(980円)や、看板メニューの「日本橋鶏天7個」(820円)、ランチセットに付いてくるゆで卵などにつけながら楽しむことができる。同店のスタッフは、「ここにある10種の塩は全部オリジナル。クミン塩はお肉にすごく合いますし、レモン塩はつけると料理がさっぱりした味になるのでパクパク進みます。また、カレー塩は意外にも野菜に合いますし、お子さまにもおすすめの味となっているんですよ」と話す。
「特選ロース牛の水晶焼き」や「赤魚の煮付け」、串焼きや刺身の盛り合わせなど中井商店渾身の料理を贅沢に堪能できる会席コースも用意する同店。女子会や飲み会はもちろん、東京観光やデートの食事にもおすすめの飲食店となっている。
取材・文=平井あゆみ
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