香辛料のセレクトやスープ作りに手間を惜しまない店主の梁取誠さん。自慢のメニューは戸田公園時代から続く汁なし坦々麺だ。15種類以上の香辛料から作るラー油の辛味と四川省産花椒のしびれを生かした、本格的な麻辣味が多くの客をとりこにしてきた。現在は父・哲夫さんとともに店を切り盛りしている。
中央にテーブル席を置き、窓際にはカウンターが5席ほどある。某量販店の裏手に店を構え、首都高沿いからは奥まった場所にあるため周囲は静かな雰囲気だ。
成都式担担麺(900円)
成都とは四川省の省都の名前。自家製ラー油にチーマー醤や花椒などを合わせた香り豊かな特製ダレを使用。多加水麺のモチモチッとした食感が、辛さをやさしく包み込む。麺と具材をタレに良く混ぜてから味わおう。
■ラーメンデータ<麺>中太・角・縮れ/製麺所:三河屋製麺・200g<スープ>タレ=ラー油・具=豚挽き肉、ピーナッツ、キャベツ、万能ネギ、桜エビ/濃度:あっさり
2日間寝かせる自家製ラー油
味の決め手となる自家製ラー油は、八角、桂皮、陳皮、花椒など15種類以上の香辛料をブレンド。火入れしてから2日間寝かせ、香りを引き出すという手間のかけようだ。
担担麺 (900円)
老鶏やゲンコツなどを使い2日かけて作る清湯がベース。丹念に練り上げたコマダレと自家製ラー油が見事な味わいを生む。卓上の唐辛子や花椒で好みの辛さに。【東京ウォーカー】
ラーメンウォーカー編集部