あなたにとって、癒し系のアニマルキャラクターといえば？ “不景気だとクマが売れる”なんて噂もあるキャラクター業界だが、2010年は“ウサギブーム”が巻き起こる可能性大！ 今、かわいいウサギキャラの人気が加熱中なのだ。
今年、ウサギキャラ代表格の「ミッフィー」が生誕55周年を迎える。昨年は、ミッフィー専門店「miffy style」が大阪梅田にオープンし、全国からファンが殺到。東京の期間限定イベント「『miffy style』in Tokyo Station」でも入場制限が行われたほどだ。
さらに今年は、55周年を記念したステーショナリーや日用品などオリジナル商品が続々登場。また、ミッフィーの55年の歩みとこれからの未来に向けた展示会「ゴーゴー・ミッフィー展」(※4月22日〜5月10日まで東京・松屋銀座を皮切りに全国を巡回)や、ミッフィーをかたどった約28メートル四方の“花絵”が制作される「国営木曽三川公園チューリップ祭り」などのイベントも開催される。グッズ人気と併せて、ミッフィー目当てのお出掛けも増えそうな予感！
一方、正統派のミッフィーに対し、ロシアの監獄を舞台にしたアニメ『USAVICH(ウサビッチ)』に登場するシュールな2匹の“囚人ウサギ”「プーチン」と「キレネンコ」も人気だ。
同アニメは06年に「MTV JAPAN」で放送されて人気を集め、芸術祭や映画祭で賞も獲得。ケーブルテレビ発のフルCGアニメとして、昨年は異例のシリーズ累計20万本以上のDVD売り上げを誇った。作品の人気はもちろんのこと、「USAVICH」関連グッズはヴィレッジバンガードなどを中心に売り切れ商品が続出している。キデイランドでは、「マスコット付きボールペン」(各680円)や、「プラッシュドールS」(各1800円)などがよく売れており、全国5店舗ほどの取扱店舗数をこれから拡大するという。近々、初のDVD-BOXも発売されるのでチェックしてみて。
「ミッフィー」「USAVICH」など、キャラクターグッズを数多く扱うキデイランドの広報担当者は、「『miffy style』東京駅でファンが殺到する様子、原宿店の『USAVICH』コーナー前でお客さまが商品をご覧になっている様子から、“ウサギ”の波が来ているのを感じます。ミッフィーとUSAVICHのこのブームに加えて、どこかのタイミングで“ニューウサギキャラ”が出てくれば、一気に！ というような予感はしますね」と話している。
トラ年なのに、早くも来年の干支“ウサギ”が流行っちゃうかも!? ミッフィーやUSAVICHの人気を超える新たなウサギキャラの誕生にも期待だ。【東京ウォーカー】