10月から放送の始まるNHKの連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインを演じる葵わかなが9月18日(月)阪神甲子園球場の始球式に登場した。
『わろてんか』は吉本興業の創業者である吉本せいをモデルにした物語。葵は明治から昭和の大阪を舞台に寄席経営を起こし、笑いの文化を根付かせるヒロイン・藤岡てんを演じる。
葵は胸に作品のタイトル「わろてんか」、背番号は放送の始まる10月2日の「10・2」と表記された特注のユニフォームに身を包み甲子園のマウンドに登場。葵のピッチングはワンバウンドで捕手まで届く大健闘をみせて「初め始球式に挑戦するって聞いたときは絶対届かないって思っていたので、今日も朝練してだいぶ自信はあったんですけど、(ノーバウンドまで)もう少しでしたね」と葵は投球後に悔しそうに語った。「初めての甲子園にくる機会がファーストピッチですごく光栄です。甲子園なんで砂持って帰りたかったですけどそんな雰囲気でもなかったので」と笑顔で振り返った。また自己採点するならと聞かれた葵は「スポーツ経験がない割には中々よかったので98点。高得点ですよね」と照れるように答えた。
また、10月から放送が始まるということで「今まで3カ月間スタッフそしてキャストもそれぞれ愛情をかけて一生懸命撮影に臨んできましたけど、あと2週間でその努力や想いが伝わる日がようやくきます。皆さんにどんな風に思ってもらえるかすごく楽しみです」と葵は現在の心境を元気に語った。
【関西ウォーカー編集部/ライター桜井 賢太郎】
桜井 賢太郎