西野「『キングオブコント』、準決勝までいったから、決勝の審査員で行ってきた。何か旅行気分で新幹線に乗ったな。観覧に行ったようなもんや、アレは。局も緊張感があったな。いつものTBSとは違った。控え室には、胸に大きくCと書かれた袋入りのポロシャツが置かれていた。コンビ名と名前が書かれた札が上に丁寧にも置いてあったな」
小林「Cなんて、広島かと思ったわ。サイズ、オレらLやったけど西野が『Mがいい』と言いだして、勝手にインスタントジョンソンのじゃいさんのと札を置き換えよった」
西野「しらっと札を置き換えたら、じゃいさんが『間違えてませんか?』と持ってきはった。なんとポロシャツ、袋の中のポロシャツにコンビ名と名前が書かれた小さなシールがはってあった。それやったら、袋の上に札を置く必要ないやろ! 何食わぬ顔で、すぐにじゃいさんと替えたけど。そういう準決勝進出者同士の精神的戦いがあったな」
小林「アホやな〜と思ってたわ(笑)。別にLでもMでもいいやん。ただ、ああいうの着るの自体が嫌やった」
西野「ああいうのは着たくないな、でも別にとがってないし着るけどな。どうせ着るんやったら、Mかなと思ったんよ。事前にマネージャーから『当日は短パンやめてください』とメールが来てた。別にエエやろと思ってたし、ジャルジャルも普段短パン多いから当日短パンやったら、マネージャーにクレームメール送ったろと思ってた。そしたら、ジャルジャルもちゃんと長いパンツはいて来てたわ…」
小林「でも、オレら2人が審査員したことで、ある2人の運命を変えることになるとは、その時思ってなかったな」
ライター「バッファロー吾郎さんの運命ですよね!」
小林「違う。帰りし、西野がタクシーを呼び止めようとしたら、そのタクシーが慌ててオレら側に寄ってきて、新聞配達のバイクと接触事故を起こしてしまったんや」
西野「でもけがはなかったし、オレらは見て見ぬフリをした」
小林「いろんな因果関係がある大会やったわ」
西野「運ちゃんと配達員の運命まで変えた大会やからな」