今春、スノーピークが関東初の直営キャンプフィールド「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド & スパ」(栃木・鹿沼)を開業した。同所は、里山に囲まれた自然豊かなロケーションと、首都圏からのアクセスの良さが魅力。施設内にある露天風呂やサウナを備えた天然温泉も注目ポイントとなっている。
東京から気軽に行ける!キャンプ初心者にぴったりのプランも
「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド & スパ」は、東武鉄道の浅草駅から「スペーシアX」に乗れば、最寄り駅の新鹿沼駅まで約1時間20分でアクセスできる。そこからはタクシーで約15分ほどの距離。東京スカイツリー(R)や、のどかな風景を車窓から楽しんでいるうちに、あっという間に到着する。
キャンプフィールドのテントサイトは全部で87サイトあり、フリーサイトをはじめ、林間区画サイト、電源付区画サイトが用意されている。
キャンプ初心者や子ども連れにおすすめしたいのが、安心して宿泊できるトイレ付のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」(4棟)。これは、建築家の隈研吾さんとの共同開発で誕生したもの。電源付き、冷暖房付き、ベッドありで、大きな窓からは眼前に広がる景観を楽しめるのだ。
また、手ぶらでキャンプが楽しめる「手ぶらキャンププラン」の利用も可能。キャンプに必要な道具はすべて付いており、テントの設営・撤収もスタッフのレクチャー付き。「スノーピーク製品を試してみたい」「キャンプに興味があるけれど始め方がわからない」という人にぴったりだ。
天然温泉やショッピング、グルメも楽しめる!
施設内には、地元民も「リピートしたい!」と話すほど魅力的な温泉施設が備えられている。ここには、肌をなめらかにすることから“美肌の湯”とも呼ばれている源泉・上南摩温泉の露天風呂や、セルフロウリュも楽しめるサウナ、鹿沼の井戸水を使用した深さ80センチメートルの水風呂などがある。
さらに、広々としたデッキスペースには、鹿沼で採掘される深岩石(ふかいわいし)を使ったベンチが設置されており、のんびりくつろぐことも可能。これからのシーズンは、外気浴で心地よい秋風を堪能してみては?
温泉施設を後にしたら、グルメやショップにも注目したい。“上南摩そば”を提供する蕎麦屋「竜がい」、自家焙煎スペシャリティコーヒーを提供する人気のカフェ「日光珈琲6」、スノーピーク製品を販売する直営ストア、鹿沼市の名産品を中心に取りそろえる物販コーナーも併設されているのだ。
なかでも直営ストアには、キャンプ道具のほか、アパレルや同所限定の「チタンシェラカップ」(3960円)などが。スノーピークファンも納得の品ぞろえとなっている。ちなみにこれらの店舗は、キャンプ利用者以外も利用できるので、日帰り温泉組も要チェックだ。
「“地域の人々との交流や観光を促進していく拠点”にしたい」との考えがあるという「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド & スパ」。豊かな自然、充実した設備を誇る同所で、ゆっくりとキャンプを満喫しながら、ぜひ鹿沼の魅力も発見しよう。
取材・文=平井あゆみ
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