【年末年始は雑学三昧!】パンの袋を留める「アレ」の名前、知ってる?

東京ウォーカー(全国版)

パンの袋を留める「アレ」の名前は?

パンの袋を留める「アレ」の名前は?など、言葉の雑学をクイズ感覚で学べる 「けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養」 (KADOKAWA)が、2024年12月20日に発売された。Amazonでは「雑学・クイズ」「パズル・ゲーム」部門で1位を獲得した注目の新刊だ。今回はその中から、「みんな知らない『アレ』の名前」をテーマに、著者のけんたろさんが解説する。

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「みんな知らない『アレ』の名前」

こんにちは。クイズを愛する3児のサラリーマンけんたろ( @kenlife202010 )です。クイズ好きが高じて、日本語や雑学に興味を持つようになり、X(旧Twitter)やVoicyではクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信しています。 今回のテーマは 「みんな知らない『アレ』の名前」 です。

日常会話の中で、名前がわからないから、説明しながら「アレ」で済ませているものって結構ありますよね。そんなモノ自体は知っているけれど名前を知らなかった「アレ」をまとめてみました。今回は前編です。

みんな知らない「アレ」の名前

バッグクロージャ―  
食パンの袋などに付いている袋を閉じるためのプラスチックの「アレ」 。実は「バッグクロージャー」という名前があります。より正式には「クイック・ロック・バッグ・クロージャー」という名前で、アメリカのクイック・ロック社の創業者フロイド・パクストンが発明し特許を取得しています。元々はリンゴを詰めた袋の口を簡単に閉じる方法として考案されましたが、やがてパンの包装にも使われるようになりました。ちなみに日本では、埼玉県川口市に工場を持つクイック・ロック・ジャパン(株)のみが製造しています。

タレ瓶  
お弁当の中によく入っている魚の形をした醤油入れ。1957年に旭創業が発売開始した時の商品名で「ランチャーム」とも呼ばれています。他にも、ブタ形やボトル形などのものもあります。

ランドルト環  
片目を隠した状態で環が開いているところを区別することで、視力を測るものです。1888年にフランスの眼科医ランドルトが考案しその名が付けられています。ちなみに切れ目部分の幅が1.5ミリのランドルト環を、5メートル離れたところから区別できれば1.0の視力があるとされます。

カルトン  
お金を受け渡しする時の皿状の物。最近では新型コロナウイルスの影響で、コンビニなどで直接手ではなくコレを介して金銭の受け渡しをすることが多くなりました。語源はフランス語の「carton(厚紙)」で、厚紙で作られた箱のことを「カルトン」と呼んでいました。ちなみにタバコなど箱を数える単位である「カートン」も同じ語源。

フェルール  
英語で「継ぎ手」を表し、鉛筆と消しゴムの接合部分の名前以外にも、配管などの接合部品名などで呼ばれます。1858年にアメリカ人のハイマンがデッサン中に消しゴムを探す手間を省くために鉛筆と合体させるというアイデアから生まれたものです。

イーゼル  
絵を描く時にキャンバスなどを固定するスタンド。英語で「画架」を意味します。大きく2種類あり「三脚型」と「H型」があります。三脚型はよく美術室などでも見かけるもので設置が簡便なタイプです。一方H型は垂直に立てるもので安定感のあるタイプです。

明日は中編になります。

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