北欧の風に乗ってきて10年。清楚でイノセンスな雰囲気で、音楽を届けてきた"オシャレ系アイドル"、バニラビーンズ。10月7日(土)にデビュー10周年を記念したライブ「バニラビーンズ~10th Anniversary Live~」が渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで開催され、全国からファンが集結した。
10周年を振り返るセットリストになっているライブは、生バンドを従えて行われ、10年間の良質なポップスを届け続けてきたその活動が凝縮されたライブとなっており、充実した内容となっていた。
代表曲とも言える「二コラ」「サカサカサーカス」、デビュー曲「U(ハート)Me」という初期の曲から始まり「バニラビーンズ10歳になりましたー!」の挨拶に温かい拍手が送られ、昔と変わらぬままの進行。「10年間の感謝の気持ちを込めて歌います!」と盛り上げつつも、いつもどおりの和やかな雰囲気と心地よいバンドサウンドで、シングルや過去のアルバムの代表曲など、全18曲を歌唱。さらにアンコールは、ちょうど夜の7時(のちょっと前)に、ピチカートファイブのカバー「東京は夜の七時」を歌唱。この曲は、12月6日に発売される10周年記念ベストアルバム「Vani Best II」で、小西康陽氏が新たにアレンジした新録曲として収録が決定している。
昔よりライブのトークも定評のあるバニラビーンズ。ふたりとも、司会やMCの仕事をするタレント活動もしていることもあり、終始トークはお客さんを巻き込み楽しい時間となった。
そんななか、アンコールの間のMCで、10年活動してきて、「初」の単独での全国ツアー開催を行う旨を本人たちから発表。今まで、各地でライブをやってきてはいたが、全国ツアーは初めて。10周年ということで、全国でバニラビーンズを応援してきてくれたファンへの感謝も込めて、ツアーで全国を回ることとなった。
リサ「10年目にして初のツアーです!」
レナ「里帰りがてらでも、ぜひスケジュール入れてください!」
それぞれツアーへの意気込みを語り、ベスト・アルバムを引っさげてのツアーを楽しみにしていてほしいとファンに伝えた。アイドル×良質なポップスをベスト・アルバム、そして初の全国ツアーで、多くの皆さんにバニラビーンズが知られることになるだろう。【ウォーカープラス編集部/オオツカナナ】
オオツカナナ