ことしで第3回目を迎える「B-1グランプリin久留米」が11/1、2に久留米市内で行われた。全国24か所から“安くてウマイ”B級ご当地グルメが集結。天気にも恵まれ、初日の来場者数は約7万8000人、2日目は約12万5000人で、計20万3000人と大盛況だった。「六角堂広場」では、ことし“ご当地グルメの聖地”を宣言した久留米自慢の味を集めた「くるめ食の祭典」も同時開催。熱きフードバトルの祭典を体験ナマレポートします!
西鉄久留米駅周辺には「B-1グランプリ」公式ガイドブックを片手に会場へと向かう人、人、人の波! イベントは3会場に分かれて実施されているので、まずは、「両替町公園会場」へ。食券売場前には長蛇の列ができており、人気の「浜松餃子」「高砂にくてん」のほか、第1回、第2回の覇者である「富士宮やきそば」は、昼過ぎには売り切れていた。来場者はテーブルとイスが用意された食事スペースや、公園の芝生に思い思いに腰をおろし、ビール片手にご当地の味を堪能していた。会場内のステージでは、ご当地グルメのPRや地元バンドのライブが行われ、終始ゆるりとした雰囲気。
続いて「三本松公園会場」へ移動。同じく食券売場には行列ができ、「駒ヶ根ソースかつ丼」「富良野オムカレー」は早い時間に食券が完売した模様。また、会場内には「おみやげ品コーナー」もあり、B-1オリジナルTシャツ(2000円)やB-1グランプリのテーマCD(1000円)、自宅で楽しめるレトルト商品などが販売されていた。
そして3つ目の会場である「東町公園会場」へと足を延ばす。3会場の中で1番広いが、それでも各ブースの前には順番を待つ人だかりが。ここでも人気のグルメ店はあっという間に完売していた。どの会場も11月の3連休ということもあって、家族連れやカップル、友人同士など幅広い客層でにぎわっており、また、行楽ついでに立ち寄ったという九州各県からの観光客や、東京、大阪など遠方から訪れたファンの姿も見られた。
17:00になり表彰式が始まった。各団体がステージに集まり順位が発表された。まずは各賞の発表。3位入賞以外の全21団体に、「まーいっぺん食いたか賞」「しゃっちすいとる賞」「どーでんこーでん食いたか賞」「がばうまか賞」など方言を使ったユニークな賞が贈られた。そしていよいよグランプリの発表! V3の期待された「富士宮やきそば」を押さえて、「厚木シロコロ・ホルモン」が見事ゴールドグランプリに輝いた。次回は09年9月19日(土)〜20(日)に秋田県・横手市の秋田ふるさと村を主会場に決定。年々盛り上がりをみせるB級グルメの祭典。来年は、東北観光ついでに立ち寄ってみてはいかがですか。
【九州ウォーカー/中澤ともこ】