「ゲゲゲの鬼太郎」作者が描いた“戦争のリアル”、水木しげる記念館で「戦記漫画展」開催へ

東京ウォーカー(全国版)

鳥取県境港市の水木しげる記念館では、2025年4月12日(土)から企画展「水木しげるの戦記漫画」を開催。戦後80年という節目の年に合わせ、水木しげるさんが描いた戦記漫画の貴重な原画が公開される。

水木しげる記念館で企画展「水木しげるの戦記漫画」が4月12日から開催


水木さんといえば妖怪漫画の第一人者として知られているが、実は戦記漫画も数多く手がけてきた。太平洋戦争時、激戦地ラバウルに出征し、爆撃で左腕を失うという壮絶な体験をした水木さん。その体験は、作品にも大きな影響を与えた。

戦争のリアル、特に「負け戦」が描きたかったという水木さんの思いに反し、華々しく敵を撃退するストーリーを好んだと言われる当時の読者たち——。本展では、「戦いの華々しさと悲惨さ」という相反するテーマを描いた水木さんの戦記漫画の魅力について、貴重な原画とともにその魅力に迫る。妖怪と人間が対立したり協力したりしながら、さまざまな問題に立ち向かう「ゲゲゲの鬼太郎」とは一味違う、人間の生き様と戦争の真実を追求した水木さんの画力と表現力に、きっと目を奪われるはずだ。

2024年4月に リニューアルオープン した水木しげる記念館。妖怪や精霊に関するコレクション、そして「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとする名作の原画など、見どころが満載。今回の企画展と合わせて、水木ワールドの新たな一面を発見する旅にでかけてみてはいかが。

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会期は2025年10月5日(日)まで。なお、2025年4月7日(月)から11日(金)までは展示替え作業のため、企画展示室は閉室となるが、常設展示は通常通り見ることができる。

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(C) 水木プロダクション

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