「結末を変えろ!」彼女の命を守るため時間が巻き戻った!?しかし2度目の1週間も強制力が…運命に抗え!!【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

「俺には秘密がある」。主人公の五島大輝には“秘密”があった。彼は知っていた、1週間後に起こる悲劇について…!!彼のことをひそかに好きでいる対馬ひなさんが1週間後に命を落とすことを。実は彼は1週間前に舞い戻っていた。そして、彼にとって2度目の1週間が始まった!

【漫画】『リフレクション』を読む

主人公の動きに疾走感感じ、読者もハラハラ…夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

彼女の葬儀のあと、彼は彼女の父親から日記帳を渡された。彼女の日記には、命を落とすまでの日々のことが細やかに記されていた。「結末を変えろ!」……彼は彼女の命を守るため、2度目の最後の1週間、運命に抗って行動をするのだった。

彼は2度目のチャンスを生かせるのか!?夏野ばな菜(@NatsunoBanana)


読者から「後半すごいスピード感!」「運命をぶち壊せって感じでカッコよかったです。結末も好き」という声が寄せられた。「読み終わってから何度も読み返して、この言葉はこういう意味か~!なるほど~!と読むたびに考えさせられました」という感想も。

本作の作者は、夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さん。漫画を描くことが好きで、現在は企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事をしつつ、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している漫画家だ。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。

制限がかかっているなか、孤軍奮闘する主人公がかっこいい!夏野ばな菜(@NatsunoBanana)


――タイトルの『リフレクション』に込めた想いとは?

リフレクションとは「自分の言動や行動を客観的に振り返り深く省みること」という意味です。あの時こうしておけばよかった、というそんな主人公の後悔が時間を巻き戻したストーリーなのでタイトルに使いました。

――読者からも声が届いておりましたが、後半のスピード感がすばらしかったです!主人公が運命に抗うため、疾走する様子が絵から伝わってきました。特に見てほしいシーンや力を入れて描いたシーンについて教えてください。

メッセージのページですかね。「下を向いて何もしない できないって弱音ばっかの奴より」「何回失敗してもぐいっと上向いて頑張るやつの方が応援したくならねー?」というメッセージは自分にも送っている応援です。たとえ100回のうち99回失敗でも残りの1回を、成功目指して頑張りたいって気持ちで日々漫画を描いているので。

あとはラストの方の大型車から体を張って守った「抗え」のページもぜひ見てほしいです。

彼女の日記に書かれていたことを懸命に思い出して危険を回避していく夏野ばな菜(@NatsunoBanana)


夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にて『SSS』という作品を連載中の漫画家で「お仕事募集中です」とのこと。『SSS』についてどんな作品か尋ねると、「楽しい職場と愉快なサラリーマンたちが繰り広げるラブコメディがスタートで、現在は登場人物たちが結婚し、家族が増え…そんなにぎやかな日常を描いています」とのこと。『SSS』も人間の内面や人と人のつながりを描いた人間味あふれる物語となっているので、本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひ読んでみて!

【漫画】『リフレクション』を読む

取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

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