2025年3月26日(水)、大阪・道頓堀に新たなお笑いの聖地「よしもと道頓堀シアター」がオープンする。従来の劇場とは異なり、インバウンド公演の対応型拠点を担うとともに、レストランシアターとしての機能も持つ新たなエンターテインメント空間として、早くも注目を集めている。
吉本興業が初めて道頓堀に劇場をオープン!
今春リニューアルオープンする「中座くいだおれビル」6階に誕生する「よしもと道頓堀シアター」は、吉本興業にとって13カ所目の常設劇場。吉本興業として初めての道頓堀での出店となる。この劇場は、芸人や社員の自由な発想を表現する場であるとともに、2025大阪・関西万博開催を控え、年間1400万人を見込む外国人観光客向けのインバウンド公演の拠点としての機能を目指す。
記者会見ではシャルロットの海外人気に吉村も驚き
2025年2月21日に行われた詳細発表記者会見では、MCのテンダラー(白川悟実、浜本広晃)のもと、平成ノブシコブシ・吉村崇、シャルロット、清川雄司、もりやすバンバンビガロらが登場。新劇場の魅力をアピールした。
特に注目を集めたのは、TikTokのフォロワー数220万人、YouTubeチャンネルの登録者数280万人を誇るシャルロット。インドやインドネシア、フィリピンで大人気との紹介に「早く言ってくれよ!」と吉村も驚きの表情。シャルロットは「インドネシア、インドの方は僕が頑張って呼びたいと思います」と意気込みを見せた。インドネシアでは太っている人が珍しく、太っているシャルロットが「富の象徴と思われている感じもある」と話すと、新シアターが"パワースポット"になる可能性も浮上し、会場は笑いに包まれた。
吉村主催で日韓共同お笑いライブも実現!
吉村は2025年3月30日(日)、31日(月)の2日間、この新劇場で行われる日韓共同ライブ「MANDAN Assemble K-漫才 in Osaka」を主催する。昨年9月に韓国ソウルで行った日韓合同ライブの好評を受けての実現となる。「相方を説得してネタをやれれば…、でもネタがない」と会場を沸かせた吉村は、韓国の芸人について「芸人っぽいなという人が多い」「日本の芸人のラジオを聞いて日本語を覚える努力をしている芸人がいる」と印象を語った。
質疑応答では、「どんな人に来てほしいか」との質問に、吉村は、以前に日本を訪れた外国人から「夜に遊ぶところがない」と言われた経験から、観光客に特に来てほしいと力を込めた。さらに持ち芸の「脇鳴らし」についても、「(海外の観客の)需要と供給が合えば、脇も鳴らします」と笑いを誘った。
お酒と食事、お笑いを同時に楽しめる新感覚劇場
新シアターでは、飲食メニューも充実しており、お酒や食事を楽しみながらライブが観られるのが特徴。吉村は「韓国は飲みながらお笑いを見るのが当たり前」と話し、浜本からは「ランチ寄席の開催も」と新企画の提案も飛び出した。
さらに芸人とのコラボメニューも開発予定とのこと。北海道出身の吉村は「北海道の食材を入れてもらえたら」とリクエストするなど、新メニューの話題で盛り上がった。
オープン記念公演は豪華ラインナップ!
こけら落とし公演として、2025年3月26日(水)〜31日(月)まで「OPEN記念!よしもと道頓堀 お笑いライブ」を開催。矢野・兵動、テンダラー、笑い飯、シャンプーハット、モンスターエンジンなど豪華芸人陣が出演する。
また、初日夜には「Yoshimoto Comedy Night OWARAI OSAKA」が開催され、くまだまさし、ジャルジャル、もりやすバンバンビガロなどが出演。本公演は今後、毎週金曜・土曜の19時から開催のレギュラー公演となるという。
オープン翌日2025年3月27日(木)には、「よしもと道頓堀シアターOPENING PARTY ~どんな劇場にする?みんなで飲みながら考えよう!~」も企画されており、芸人と一緒にお酒を飲みながら語り合える貴重な機会となりそうだ。
チケットは寄席公演「OPEN記念!よしもと道頓堀お笑いライブ」は先行販売中で、一般販売は2025年3月4日(火)10時から。その他の公演もすべて2025年3月4日(火)からチケット販売を開始する。
海外からの観光客も、日本のお笑いファンも、新たな出会いと笑いが詰まった「よしもと道頓堀シアター」。ぜひ足を運んで、大阪ならではのエンターテインメントを体感してみてはいかがだろう。