洋菓子メーカーのモンテールが、2007年より毎年行っている調査の結果をまとめた報告書「スーパー・コンビニ スイーツ白書」の2025年版を発表。スーパー・コンビニのスイーツは、「ロールケーキ」や「ワッフル」の人気が上昇しており、フレーバーは「キャラメル」と「いちご」の注目度が上昇していることがわかった。
「スーパー・コンビニ スイーツ白書」は、“スーパーマーケット・コンビニエンスストアの洋生菓子”に関する意識の経年変化や、“スイーツの喫食状況”などをまとめたもの。その中の「スーパー・コンビニの洋生菓子に関する調査」では、16~64歳の男女約1000人を対象に、「スイーツの喫食としあわせの関係性に関する調査」では、月1回以上スーパー・コンビニスイーツを購入する20~60代の男女2000人を対象に調査を行っている。
調査の結果を見ると、「スイーツ人気ランキング(スーパー・コンビニでよく買うスイーツランキング)」では、「シュークリーム」(1位)、「プリン」(2位)が18年連続でトップ2となっていることが判明した。そして、昨年4位の「ロールケーキ」は今年3位になり、昨年8位の「ワッフル」は5位にランクアップ。
「スイーツの食感」としては1番人気が「なめらか」、次いで「ふわふわ」となっているが、「ワッフル」のランクアップは、このふわふわ食感の人気や、コンビニなどでの展開が増えていることが関係しているのかもしれない。
また好みのフレーバーは、1位「バニラ」、2位「ミルク」、3位「チョコ」と、トップ3は昨年と同様の結果に。ただ、4位「キャラメル」は昨年5位からランクアップ、5位「いちご」は昨年6位からランクアップ。キャラメルフレーバーといちごフレーバーはトレンドの兆しを見せている。
ちなみにモンテールからは、この人気の要素を含んだ新スイーツが登場している。いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」とコラボした、春にぴったりないちごスイーツ4品だ(※2025年3月31日(月)までの期間限定)。
注目は、甘酸っぱいいちごソースと、まろやかでコクのあるいちごクリームが2層になった「ICHIBIKO・濃い苺シュークリーム」(希望小売価格181円、沖縄のみ224円)。いちごのぎゅっと濃厚な味わいと、しっかりと際立つ酸味が楽しめる一品に仕上げられており、果肉感のあるソース、オリジナルのホイップクリーム、銅釜で炊いた自家炊きカスタードがポイントとなっている。
また、ピンクの色合いが目を引く「4P ICHIBIKO・濃い苺ロール」(希望小売価格397円、沖縄のみ496円)も、ロールケーキ人気、いちごフレーバー人気に合致する商品だ。こちらは、オリジナルのいちごソースと自家製カスタードを混ぜ合わせ、香り付けにベリー系の洋酒を加えた一品。優しく手巻きしているというふんわり生地が特徴だ。
取材・文=平井あゆみ
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