東京・多摩地域の福生市には23区にも負けないハイレベルなラーメンが存在する。一度は足を運んで味わって欲しい福生のこだわり食材を組み合わせたラーメン3選を紹介しよう。
とろろと豚骨スープの異色コラボレーション!
八王子に本店、相模原にも支店を持つ豚骨ラーメンの人気店「壱発ラーメン 福生店」。臭みのない豚骨スープと、3種の粉で作る安定剤不使用のモチモチ食感の麺が自慢だ。創業時から続く定番がとろろラーメン(900円)。青森産のねばりの強いとろろは、オリジナリティのある具材でリピーターも多い。
「ネギとろチャーシューメン」(1100円)は、山盛りの白髪ネギと花びらのように盛り付けられた“チャーシューの花”が圧巻。細かく刻まれたとろろはスープにとろみをつけるほか、ザクザクした食感も楽しめる
■ラーメンデータ<麺>中細・角・縮れ/製麺所:あさひ屋製麺・160g<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=なし/濃度:こってり○○●○○あっさり/種類:豚骨
店は遠目でもわかる派手な外観。ラーメン一杯につきメダカ1匹がもらえる、変わった趣向のサービスもある。
海の幸と山の幸のコラボをイメージした、めかとろラーメン(900円)もおすすめ。メカブととろろの食感、豚骨スープの風味や旨味が混じり合ったラーメンは、新感覚の味わいだ。
<壱発ラーメン(いっぱつらーめん) 福生店> ■住所:福生市加美平1-18-19 ■電話:042-551-1820(八王子店042-626-9948、相模原店042-750-0182) ■時間:11:00~24:30(LO) ■休み:なし ■席数:20席(カウンターのみ)、禁煙 ■駐車場:16台(無料) ■交通:JR福生駅東口より徒歩14分
トマトを主役に据えた至極の一杯
「カッパ64(ろくじゅうし)」の名物は、豚骨、鶏ガラの動物系スープにトマトがたっぷり入った、とまとチリらーめん(750円)。動物系の旨味とコクの中にほんのり感じる辛味とトマトの濃厚な酸味と甘味が印象的。シーフードらーめん(750円)やレモンらーめん(750円)など、個性的な味も人気。
スープの赤色が鮮やかな一杯「とまとチリらーめん」は、具材にトマトペーストやキャベツ、タマネギがのってさっぱり。自家製のストレート中細麺は硬めで歯応えがいい食感だ。
■ラーメンデータ<麺>中細・角・ストレート/製麺所:自家製麺・150g<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=ニンニク油/濃度:こってり○○●○○あっさり/種類:豚骨・鶏ガラ
<カッパ64(ろくじゅうし)> ■住所:福生市加美平1-18-19 ■電話:042-553-8449 ■時間:11:00~15:00、17:30~21:00 (各LO) ■休み:なし ■席数:14席(カウンター8、テーブル6)、禁煙 ■駐車場:5台(無料) ■交通:JR牛浜駅西口より徒歩13分
シンプルだが完成度が高く鶏の旨味がガツンとくる
河辺にある「マルソン」の支店「ハイデン.コッコFACTORY らーめん凛々(りりぃ)」。本店の限定ラーメンが話題となり、2号店をオープンした。シンプルな中華そばは麺とスープの相性が抜群。具のチャーシューは岩手県館ヶ森高原牧場で飼育されている、ハーブやタピオカのみを食べる高原豚を使用している。
味玉・肉団子プラス、チャーシュー増しの「凛々しい特製地鶏中華そば」(980円)。比内地鶏のみで取ったスープに、貝から抽出した塩を使用した醤油を合わせる。貝の旨味もブレンドされ、鶏の味も力強い逸品だ。
■ラーメンデータ<麺>細・角・ストレート/製麺所:村上朝日製麺・130g<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=鶏湯/濃度:こってり○○●○○あっさり/種類:丸鶏
凛々しい地鶏中華そば(780円)と同じ醤油ベースを使った凛々しい特製煮干し中華そば(980円)。貝の風味と、ガツンとした煮干しの風味をダイレクトに感じられる。
<ハイデン.コッコFACTORY(ふぁくとりー) らーめん凛々(りりぃ)> ■住所:福生市熊川1655-3 ■電話:非公開 ■時間:11:00~14:00 ■休み:水曜 ■席数:5席(カウンターのみ)、禁煙 ■駐車場:なし ■交通:JR拝島駅より徒歩2分【ラーメンウォーカー編集部】