おしゃれな雑貨店や飲食店が立ち並ぶ東京・目黒。大人な雰囲気が漂うこの街にも、美味しいラーメンがある。毎日でも食べたい優しい味わいの中華そばや、煮干の風味がガツンと効いたインパクト大な煮干ラーメン、無添加・無化調で上品な味わいのつけ麺など店主こだわりの一杯がずらり。今回はスープにこだわったラーメン店を3店紹介する。
店主の実直さが伝わる無化調スープ「中華そば むら田」
豚骨ラーメンの人気店「らーめん蓮」が、13年に中華そばをメインにリニューアル。鶏ガラには鳥取の大山どりを使い、煮干し、節系などと合わせて作る透明感のあるスープは、化学調味料を一切使わない。毎日でも食べたくなる優しい味わいの中華そばを追求している。
「中華そば」(750円)は、大山どりのガラを香味野菜とともに炊き上げ、タレは茨城などの醤油2種をブレンド。上品な味わいのスープと、コシが強く歯応え確かな中細麺との相性もよい。「三陸生ワカメそば」(950円)などここでしか味わえない1杯が揃う。
インパクト大の最強煮干しラーメン「らーめん 惠本将裕」
煮干らーめんには、脂がのった背黒イワシなどを使用。2016年5月、渋谷区神泉に誕生した系列店「らーめん 惠本将裕 神泉店」では、「煮干しラーメン(醤油・塩)」(各800円)や「伊勢海老煮干しラーメン」(850円)をはじめ、「鶏皮ポン酢」(400円)などのおつまみ料理も揃っている。
「煮干らーめん」(800円)は、口に入れた途端、煮干しの風味がガツンと広がるが、キレのある醤油ダシが効き、クセはない。中細麺はなめらかな食感でコシもしっかり。太麺にも変更できる。「塩煮干らーめん」(800円)や「つけ麺」(850円)などの人気メニューはもちろん、ラーメンに+「鮭明太ごはん」(300円)で満足感もアップ!
丸鶏&魚介コラボの絶妙バランス「づゅる麺 池田」
無化調・無添加にこだわるスープは雑味がなく上品な味わい。丸鶏やモミジをベースにサンマ節やカツオ節といった魚介系と香味野菜を合わせて仕上げている。3種の小麦をメニューによって配合・太さを作り分けている、自家製極太麺も魅力の1つだ。
「つけ麺」(830円)は、手もみ麺が甘味のある濃厚スープに合う。刻みチャーシューと茹でキャベツが入るつけ汁は、レモンの搾り汁や魚粉で味の変化も楽しめる。+70円で麺125g増量。
おしゃれな街で味わうこだわりのラーメンはちょっと新鮮かも!ぜひ、お気に入りの1杯を見つけてみては。【ラーメンウォーカー編集部】
中居千優