真田真一(25歳)の想い人は、会社の先輩である石田ひかり(31歳)。仲良くランチを取る仲だが、ひかりは真田の気持ちに1ミリも気づいていない。「自分のことを自分以上にわかってくれる存在がほしい」と語るひかりに、真田は「ふーん…」。そんな全く進展の気配がなかった2人だったが、急にひかりが「もしかしたら、真田がそうなのかも…」と言い出した!真田にチャンス到来か!?
ランチのパスタを取り分けていた真田の手が止まり、「え?」と固まる。「今気づいたよ…私にとって真田ってさ…」と真剣な表情のひかり。ついに真田の想いは通じるのだろうか?
本作の作者は2024年9月より主要漫画アプリで『ぼくのご主人は毒をたべる』を連載中のさとう海松(@kuronek11565753)さんである。『ぼくのご主人は毒をたべる』は黒猫のクロさんと飼い主のかわいくて甘い生活を描いた作品で、猫飼いさんや猫好きに好評を博している。さとう海松さんに本作『鈍感な先輩を想う後輩くん』について話を聞いてみた。
――メガネ男子の真田くん、とてもかっこいいですね。
個人的に黒縁メガネ男子が好きで描いてみようと思って描きました!
――さとう海松さんの好みが反映されていたんですね。ほかにもキャラ設定について教えていただけますか?
真田はクールで何を考えているのかよくわからないけど、実は頭の中は先輩のことでいっぱい…という設定です。表情には全く出ないけど、行動で好きがあふれてる…みたいな男の子がいいなと思って描きました。
――最後のオチは真田くんには申し訳ないですが、心がほんわかしました!
最後のシーンは、自分の想いについに鈍感な先輩が気づいてくれた…!というドキドキ感を出したくて、ゆっくりしたコマ送りにしました!真田はポーカーフェイスですが、内心は結構ドキドキしてると思います…!
ひかりの「なんで彼女できないんだろうねぇ?こんなに気がきくのに」という発言に対し、「なんででしょうね…」と答えるメガネ男子・真田が少し不憫だ。しかし、この2人のやりとりが愛おしくて仕方ない。読者からも「くっつけ!!!!」の声が飛び出した本作、ぜひ生温かい目で見守りながら読んでほしい。
取材協力:さとう海松(@kuronek11565753)
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