MBSドラマフィル枠にて放送中の「熱愛プリンス」(MBS:毎週木曜深夜1時29分~/テレビ神奈川:毎週木曜深夜1時~)にてW主演を務める、原因は自分にある。(通称ゲンジブ)の杢代和人さんとIMP.の松井奏さん。親の再婚により憧れのアイドルがお兄ちゃんに!?幼馴染の男の子が大人気アイドルに!?と、夢のようなシチュエーション満載の実写化ラブコメで、梓と昴流というタイプの違ったイケメンを演じている。取材時は「まだ撮影で1回しか一緒になっていない」と話していたものの、息の合った掛け合いでテンポよくトークを繰り広げてもらった。公開済みの杢代さん×大倉さん×小泉さんのインタビューは
こちら
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口元を手でふさぎつつキスするところで、「なぁにしてんの!」って(笑)
――「熱愛プリンス」にW主演として出演が決まった時の気持ちを教えてください。
【杢代】僕は主演というものを目標にして俳優業をしてきたので、2025年になって主演ができることが、本当にうれしかったです。何より、ラブコメが昔から大好きで。ラブコメの実写化で主演というのも目標にしていたことだったので、叶ってよかったなと思いました。
【松井】僕は逆に今までほとんどお芝居の活動をしてなくて、先日公開された「遺書、公開。」という映画がほぼ初めてだったので、W主演と聞いてドキドキしました。「熱愛プリンス」みたいなキュンキュンさせるラブコメに出演するのは夢だったので、すごくうれしかったです。スターっぽいな、芸能人してるなって(笑)。そういうワクワク感もありましたけど、やっぱり最初は「大丈夫かな?」っていうプレッシャーが大きかったです。
――杢代さんは「原因は自分にある。」として、松井さんは「IMP.」として活動されていますが、グループのメンバーの皆さんも祝福してくれましたか?
【杢代】もう、めっちゃ喜んでくれました。
【松井】なんならメンバーいるもんね(笑)。(※「熱愛プリンス」には、ゲンジブメンバーの大倉・小泉も出演)
【杢代】なんならメンバーのうち7分の3もいるので(笑)。喜ぶというより「すごい企画が始まった」みたいな感じでしたね。
【松井】 僕のメンバーもすごい喜んでくれて、もうとにかくやってこいと背中を押してくれましたね
――原作を読んでみての印象は?
【杢代】キュンの乱れ打ちというか、本当に宝箱を開けたみたいな感じで詰め込まれてるなと思いました。
【松井】本当にキラッキラだよね。
【杢代】個性あふれるイケメンたちがどんな言葉を投げかけてキュンキュンさせていくのかというのが見どころの一つだと思いますし、それがアイドルという立場の物語だからこそ夢のようなお話ではあるので、読んでいてすごく楽しかったです。
【松井】僕はあまりこういう漫画を読んでこなかったので、原作を読んで「こんなに楽しいんだ!」って思いました。セリフとかもストレートにキュンなのですごく楽しいですし、これを自分が演じることでたくさんの人がキュンキュンしてくれるのかなと思うと、とってもワクワクしましたね。
――原作を読んで、一番キュンとしたシーンはどこですか?
【松井】僕は、まつりちゃんに「好きだよ」みたいな感じでストレートにいくところよりも、昴流と梓がお互いに嫉妬しあっているようなシーンの方が共感もできるし、そのもどかしい感じがグっときますね。
【杢代】僕が漫画を読んでて初めて「うわー!」ってなったのは、まつりと三兄弟が部屋で一緒に寝てるシーン。そこで好きが溢れた梓が布団でまつりの目を隠して、口元を手でふさぎつつキスしてしまうところで、「なぁにしてんの!」って(笑)。
【松井】ダメでしょ~!(笑)
【杢代】目なんて隠していいの!?みたいな(笑)。あれはキュンキュンしましたね。
昴流は僕が歩んでこなかったアイドル人生なので、演じていて楽しいです
――それぞれの役に共感できる部分はありますか?
【杢代】すごいカッコつけのところ。僕もアイドルをやっていて、カッコつけることはもう日常茶飯事というか生きがいみたいな感じなんですけど、梓もカッコつけだし、多分カッコいい自分が好きだからこそ自分の見せ方をわかってるんです。僕も自分の見せ方について早い段階から掴めていた気がするので、そこは僕と近いのかなと思います。
【松井】なるほどね。昴流は、まつりを相手にすると弱い気持ちになっちゃうところかな。昴流はグループのエースですし表ではしっかりスターなんでしょうけど、裏では不安を感じてたり自信がなくなっちゃったり、人間味のある部分がけっこう僕っぽいなと思います。
――逆に、自分とはここが違うなと感じる部分は?
【松井】これはもう完全に“グループのエース”っていうポジションですよね。僕もグループ活動してるんですけど、グループ内で一番年下なんですよ。昴流はお兄さん的存在かつ圧倒的なエースっていうのが、僕が歩んでこなかったアイドル人生なので、自分とはギャップがあります。だからこそ、逆に演じていて楽しいです。「はい、僕センターです」みたいな(笑)。
【杢代】梓はクールなカッコつけで、どちらかというと無口なほうなんですけど、僕は基本的にしゃべるのが好きで、おしゃべりしながらいろいろな人と笑い合えたらいいなと思うので、そこはちょっと違うかなと思います。
――作中でキュンセリフが満載ですが、本業アイドルのお二人にとってはやはり演じやすさを感じますか?
【松井】キュンセリフに関しては、2人とも全然言えます。
【杢代】間違いなく言えますね。
【松井】アイドルがアイドルを演じるって意味では、やりやすい部分があるかなと思います。やっぱりアイドル感って簡単には出せなさそうじゃないですか?ファンの方からキャーキャー言ってもらうのも普段と同じなので、そういう意味ではちょっとやりやすいかもしれないですね。
――アイドル感を出すポイントは?
【松井】やっぱり…スター性かな?自分で言っちゃった(笑)。でもやっぱり、自分自身をカッコいいと思うようにすることじゃないでしょうか。
【杢代】「俺が一番カッコいい!」ってね。
【松井】あとはメイクして衣装を着て、はい、やります!ってなると、アイドルモードに入れるのかなって思います。
――キュンセリフを言う時は、どんなことを意識していますか?
【杢代】やっぱり実写ドラマなので、リアルさもあった方がキュンキュンするなと思っていて、「ここでキュンセリフ言うぞ!」というよりは、さらっと出てしまった感じというか、狙いすぎないというところは意識しています。逆に、カッコつけて言ってるセリフもあったりするので、そういうところの使い分けとかも意識しながら演じています。