自らが監督した短編映画に、自分で活弁(無声映画の説明)をつけるという独自のスタイルで、近年、注目を浴びる山田広野氏。新宿ロフトプラスワンでのリリー・フランキー主催のイベントで頭角を現し、以降、さまざまな上映イベントにて数多くの作品を制作・発表してきた。そんな彼の1日だけのリサイタルが、清川にあるリノベーションマンション「Lassic」内にある「Fzeraf!(フゼラフ)」で開催される。
これまでに20回ほど九州各地で実施してきたが、06年末より長編映画「ハサラ人間」の製作に専念するため、その間は上映会を控えていた。今回、映画が完成したことを受けて、活弁映画の製作・上映活動を2年ぶりに復活させる。当日は、過去の作品からセレクト集と、福岡初上映となる作品のあわせて7本を一気に上映するほか、ゲストの着ぐるみアイドルユニット「しでかすおともだち」のダンスショーで盛り上げる。
また、09年1/12(祝)に西鉄ホールで上映される「新春!山田広野の活弁天国」の先行チケットも発売。購入した先着20名には、山田広野特製ノベルティーグッズがもらえる。
本邦初公開の作品を交えた活弁映画にお目にかかれる復活リサイタル。笑いとユルさとエロさが奏でる広野ワールドを、この週末、ひと足先に体験することをおススメします。
【九州ウォーカー/飯尾 賢】