都内タワマンは社会の縮図!?華やかな暮らしの裏側で起きている「静かなマウント」が怖い【作者インタビュー】

東京ウォーカー(全国版)

タワマンは居住階で激しいランクの差が存在する画像提供:(C)原作・窓際三等兵/漫画・グラハム子

街全体を見渡せる眺望などステータス感溢れるタワマン。転勤とともに憧れのタワマンに引っ越してきた、渕上家。息子の悠真が近所の野球チームに所属すると、一気にエースになった。それをよく思わないのが、最上階に住むボスママの恵。エースの座を奪われたことで、渕上家に風当たりが強い。なかなか都会に馴染めない渕上家だったが、同じマンションの住人と関わることでさまざまな問題にぶつかる、グラハム子 (@gura_hamuco) さんの新刊「タワマンに住んで後悔してる」を紹介する。

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同じタワマン住民でも、住居階で浮き彫りになるステータスの差

憧れのタワマンに引っ越してきた渕上家画像提供:(C)原作・窓際三等兵/漫画・グラハム子

タワマンに住む3家族「相関図」画像提供:(C)原作・窓際三等兵/漫画・グラハム子

悠真は、所属する野球チームで一気にエースになる画像提供:(C)原作・窓際三等兵/漫画・グラハム子

渕上家は九州から都心へ転勤となり、タワマンに引っ越してきた。息子を近隣の野球チームに入れた際、同じマンションに住むママたちと知り合いになる。交流を深める中で、居住階によるステータスの違いが否応無しに浮き彫りにされていく。そして、渕上家は地方暮らしではなかった、マウントの取り合いに振り回されていく。

本作「タワマンに住んで後悔してる」は、セミフィクションの作品だ。「私は原作が出来上がってから、漫画を描き始めましたので、漫画担当兼、最初の読者という感じです。原作者の方とお話もしました。東京と地方って同じ日本なのに、結構価値観が違うんですよね。今回、新たな世界を知れました」とグラハム子さんは話す。

本作の見どころについて聞いてみると、「タイトルを見ると一見、自分とは縁遠い話…?セレブたちのドロドロ嫉妬劇…?と思うかもしれませんが、本作の見どころはそこではないと思っています。本作に出てくる3家族それぞれの、外側から見えるイメージと内側の実情の違い。そして、他者からは外側しか見ることができないからこその心情や葛藤。それってタワマンじゃなくても、皆人生で一度は経験したことがあると思うんです」と語る。

また「学校内カーストとか、職場や友達に、どうしても嫉妬してしまうとか。言えないけれども見下しているモノや事があるとか。そんな人間の複雑な心をわかりやすく表しているのがこのタワマンなのかもしれません。皆それぞれ必死に生きてるんだよね…!というのが見どころだと思っています」と教えてくれた。

華やかなタワマンに住まう、それぞれの家族から目が離せない。

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取材協力:グラハム子(@gura_hamuco)

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