“大人の工場見学”として人気の再春館ヒルトップ、興味深くて、ためになる理由を深堀り!

東京ウォーカー(全国版)

2025年4月19日に催された「ドモホルンリンクルファンフェスタ2025」。北は北海道、南は鹿児島県、さらには台湾を中心とする海外各所からも参加者が訪れ、トータル約1100名が参加。再春館ヒルトップにてさまざまなコンテンツを楽しんだ。
第一弾の記事では1日限りのイベント「ドモホルンリンクルファンフェスタ2025〜感謝と共創の未来へ〜」の開催当日の様子をレポートしたが、第二弾の本記事では要予約で楽しめる再春館製薬所の本社・工場見学の見どころを紹介していく。

手術室のように徹底した衛生管理がなされた「薬彩工園」

公式に工場・本社見学を実施する以前から、要望があれば再春館ヒルトップの見学を受け入れてきた再春館製薬所。10年ほど前から正式に「会社・工場見学お申し込み」をスタートし、多くの見学ツアーを実施してきた。

再春館製薬所の本社・工場があるのは熊本県益城町

見学コースは2つ。コース2は「会員様限定見学 "Meet@HILLTOP”」と銘打っているように、会員限定の見学コースで、一般客が体験できるのはコース1の「New 再春館ヒルトップ一般見学」。ドモホルンリンクルの“入口的”な立ち位置ながら所要時間は約90分と、しっかり解説を受けながら見学できるのがポイントだ。どんな見学ができるかチェックしてみよう。

ドモホルンリンクル50年の歩みを知るところから

まずは「歓迎館」の歴史資料館見学からスタート。注目すべきは1993年の「TM(テレマーケティング)改革」。行き過ぎた電話セールス・勧誘により引き起こされた大量のクレーム・返品と、それを機に行われた意識改革の名称を指しており、資料館ではそのときの反省と、自分たちへの戒めのために“返品の山”を再現したオブジェを展示。このできごとが再春館製薬所の転換期とされており、考えさせられる内容だ。

「お客様満足室」を中枢とする「つむぎ商館」

次に本社・コールセンターである「つむぎ商館」の見学。壁のないワンフロアのオフィスを2階の見学通路から見ることができる。テニスコートおよそ15面分もの広さを有しながら、壁が一切ない構造になっている。

「薬彩工園」の見学も社員が解説してくれるのでわかりやすい

再春館ヒルトップの電力を100パーセントまかなっている太陽光発電設備を見学したあとは、見学のハイライトともいえる工場「薬彩工園」へ。

【写真】「薬彩工園」のエントランス(写真はドモホルンリンクルファンフェスタ2025開催時のもの)

工場とは思えない清潔感ある真っ白な空間が特徴で、エントランスに飾られた薬師如来の巨大な壁画がシンボリック。

ドモホルンリンクルができるまでには人の手仕事が必要なことがよくわかる

2階が主な見学ルートになっており、製造・充填・検品・包装・梱包工程をガラス越しに見ることができる。

ドモホルンリンクルの原料のほとんどは草木の根や茎、種

原料のこだわりや各工程で大切にしていることなどの説明が掲示されているのはもちろん、漢方の製薬会社・再春館製薬所としての理念、自然の力への敬意など、思いや考え方に触れられる展示も多数。

植物由来の原料は自然の恵みという考えから一滴も無駄にしない

タイミング次第では、クリームや保護乳液の釜出し工程が見られることもある。瓶やチューブに製造した中身を入れていく充填作業も見られたらラッキーな工程。そういった作業では製造する機械の数に比べて、人の数が多いことに気づくはず。それだけ、人の手が加わり、人の目でのチェックを徹底している証拠だ。

最後まで一つひとつ、人の目で見て製品をチェック

再春館製薬所の工場見学は大人でも楽しめるし、勉強になると評判。なかでも驚いたのが、トレーサビリティの徹底ぶり。

「見届ける」が意味するのは製品を届けたあとも責任を持つという強い意思

工場内で4年間分の製造年月日が書かれた製品標本とその原料を保管。「どのカスタマーに、いつ、どの釜で製造したロット番号の製品を届けたか」を把握しているというからすごい。

ドモはラテン語で「制御する」、ホルンはドイツ語で「角質(ごわついた状態)」、リンクルは英語で「シワ」の意味

2024年に50周年を迎え、51年目を歩み始めたドモホルンリンクル。漢方の考え方から見出した植物由来の原料、阿蘇の伏流水など、熊本の大自然あっての製品がどんな環境で、どのように作られているか、現地で見学をぜひ。

「ドモホルンリンクルファンフェスタ2025」の密着レポはこちら!


※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

注目情報