東京・銀座にある銀座松屋は2025年で開店100周年を迎えた。これを記念して、2021、2022年に大好評だった「銀座コッペパンプロジェクト」を復活。4月29日(祝)~5月6日(振休)に銀座の名店とコラボレーションしたオリジナルのコッペパンを限定販売する。
「銀座コッペパンプロジェクト」とは?
始まりは2021年。コロナ禍で活気を失った銀座を元気づけるため実施された「銀座もの繋ぎプロジェクト」。その中で飲食店や洋菓子店が参加し、銀座木村家の酒種コッペに各店の看板メニューをサンドしたコラボコッペパンを販売した。
今回、100周年ということで「銀座コッペパンプロジェクト」が復活。コッペパンは1869年創業の銀座木村家の酒種コッペパン。サンドするのは銀座の名店7店の自慢の逸品という、松屋銀座だからできた贅沢なコラボが実現した。
1924年に精肉店として創業した「銀座吉澤」が提供するのは「焼肉黄身ダレコッペ」(1296円)。
今回は黒毛和牛の焼肉をハーブミックスとともにサンドし、特製の黄身ダレをたっぷり合わせた肉好きにはたまらない一品。こちらは5月2日(金)までと販売期間が短いので要注意。
1895年創業の洋食店「煉瓦亭」で大正期から提供している自慢のナポリタンをコッペパンにサンドした「ナポリタンコッペ」(972円)。
パンに合うように通常よりしっかりした味付けになっている。パンとナポリタンの組み合わせはボリューム満点。
今年、松屋銀座と同じく100周年を迎えたのが「三笠会館」。日本のレストランで初めて唐揚げを提供したことでも知られる。ということで、コッペパンにサンドするのはもちろん唐揚げ。
「100周年トリュフ入り唐揚げコッペ」(1026円)の唐揚げはパンになじむようにマリネして、オリジナルのタルタルソースとトリュフスライスをトッピング。トリュフの香り広がる贅沢な味わい。
来年100周年を迎える中華の名店「銀座アスター」が今回初コラボ。コッペパンに合うように開発した“エビチリマヨ”を挟んだ「エビチリマヨコッペ」(1242円)を提供する。
揚げた海老にチリマヨソースを絡め、カボチャペーストと合わせた。プリッとした大ぶりのエビは食べ応えがあり、カボチャペーストが味の一体感を出している。
日本で初めて本格的なスモークサーモンを製造した「王子サーモン」も今回初コラボ。
ノルウェー産のスモークサーモンにアボカドを合わせた鉄板の組み合わせ「スモークサーモンアボカドコッペ」(1188円)は、粒マスタードがアクセントになっている。
甘い系のコッペパンは2種。「ピスタチオバタークリームコッペ」(972円)は、1947年創業の洋菓子店「銀座ウエスト」で人気のバタークリームを使用。
バタークリームにピスタチオを合わせたスペシャルなフィリングで、ピスタチオガナッシュソースがとろけだす、極上スイーツのようなコッペパン。
コッペパンを提供する「銀座木村家」からは「あんバターコッペ」(864円)を販売。木村家といえばあんぱんというほど知られる看板商品で使用している小倉あんにホイップバターを合わせた一品。
北海道産小豆100%の小倉あんとミルキーなホイップバターのバランスが絶妙。木村家でも買うことができない今回だけの“あんバター”。
コラボする店舗はどこも歴史ある名店で、これだけの店がコッペパンでコラボするなんて、このプロジェクトだからこそ。松屋銀座の100周年を同じ銀座の老舗が祝っているのも絆を感じて心が温まる。コラボコッペパンは各日数量限定での販売。ほかでは味わえないものばかりなので、この機会にぜひ味わってみて。
※「銀座コッペパンプロジェクト」のコッペパンは地下1階食品催事場にて販売。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。