富士山と芝桜の絶景が広がる!富士本栖湖リゾート「2025富士芝桜まつり」と遊覧船で春を満喫してきた

東京ウォーカー(全国版)

「2025富士芝桜まつり」は2025年4月12日から5月25日(日)まで、富士山麓の富士本栖湖リゾートで開催されている関東最大級の芝桜イベント。約50万株、全7品種の芝桜が咲き誇る様子はまさに圧巻だ。「瞬間、春色トクン。」という今年のテーマ通り、心がふわっと春色に染まるような風景が広がっていた。

今年は例年より少し開花が遅れたそうだが、その分、訪れたこの日がちょうど見頃。会場の奥まで芝桜が広がり、どこを見てもピンク一色で、春の訪れを全身で感じることができる。

晴れていれば富士山と芝桜が見事に調和する絶景が見られる


「マックダニエルクッション」が主役の鮮やかピンクライン

会場の中心でひときわ目を引いたのが、濃いピンクの芝桜「マックダニエルクッション」。まっすぐに伸びるピンクのラインは、空と富士山に映えるよう計算されていて、カメラを構える人たちが自然と集まる場所になっていた。太陽の光を受けてキラキラと輝く花々は、まるで絨毯のように地面を覆い、そこを歩くとなんだか特別な世界に迷い込んだ気分になる。

ショッキングピンクが特徴、北アメリカ原産のマックダニエルクッション


富士山、芝桜、青空が織りなす感動のトリプルコントラスト

何より感動したのが、一瞬だけ姿を現した富士山。取材日は曇りがちだったが、時折雲の切れ間から顔を出す真っ白な富士山は、息を呑むほど美しかった。気象条件がよければ、ピンクの芝桜、青空、そして富士山の三重奏となる。今年は富士山の雪が多めに残っているため、さらに美しい光景が目の前に広がるだろう。

少しだけ顔を出す富士山と曇り空の下でも鮮やかに咲く芝桜


フォトスポットが豊富でどこを切り取っても映える

取材中、特に注目を集めていたのが数々のフォトスポット。なかでも目を引いたのは、リニューアルされた「ピンクの海を旅する小舟」。一面の芝桜に囲まれた小舟がまるでピンクの海を漂っているかのようで、その幻想的な雰囲気に多くの人が足を止めて写真を撮っていた。「幸せの黄色い扉」は、まるで別世界への入り口のような雰囲気に包まれていて、後ろ姿で撮影する人も多かった。

フォトスポット「ピンクの海を旅する小舟」

フォトスポット「幸せの黄色い扉」


個人的に気に入ったのは今年新たに加わったフォトスポット「Mt.FUJIオブジェ」。富士山を背景にしたこのモニュメントは、芝桜とのバランスもよく、撮影スポットとして大人気だ。

フォトスポット「Mt.FUJIオブジェ」


「ピーターラビット(TM)イングリッシュガーデン」で心なごむひととき

芝桜まつりと同時に開幕した「ピーターラビット(TM)イングリッシュガーデン」にも立ち寄ってみた。絵本の世界をそのまま再現したようなかわいい花壇と、ピーターラビット(TM)たちのオブジェが随所にあって、どこか懐かしくて優しい気持ちにさせてくれる空間が広がっている。

ピーターラビット(TM) イングリッシュガーデン

物語の一場面を再現したフォトスポット

絵本の世界に迷い込んだような屋外ギャラリー


また、ピーターラビット(TM)が出迎えてくれるショップ横のガーデンタワーは、階段を上ると展望スペースがあり、遠くの景色まで一望できる開放的なスポットだ。その先には、ピーターラビット(TM)の世界観をより深く楽しめるギャラリーやショップが続いており、物語の中を歩いているような感覚が味わえる。

中に入り階段を上ると展望スペースにたどり着く「ガーデンタワー」

「ガーデンタワー」展望スペースからの眺め

壁一面に広がる絵本の森からショップへ

物語の世界に入り込めるギャラリー


ピーターラビット(TM)の世界観をおうちにも!かわいすぎる限定グッズもチェック

ショップでは、ピーターラビット(TM)の世界観がぎゅっと詰まった限定グッズも販売されている。ぬいぐるみやステーショナリー、マグカップなど、どれもナチュラルで温かみのあるデザインばかり。特に、ガーデンの風景をモチーフにしたトートバッグや缶入りのお菓子は、お土産にもぴったりだ。取材中も、「どれを買おうか迷ってしまう!」という声が聞こえるほど、ショップ内は多くの人でにぎわっていた。訪れた記念に、自分へのごほうびグッズを選ぶ時間も、このガーデンでの楽しみのひとつ。

ピーターラビット(TM)のオリジナルグッズや会場限定のお土産などがそろうショップ

人参などの野菜を育てられる缶はプレゼントにも

ピーターラビット(TM)のぬいぐるみも種類豊富に


担当者インタビューで聞いた!「富士芝桜まつり」今年の見どころ

富士本栖湖リゾートの総支配人・中村州宏さんに、「富士芝桜まつり」の気になるポイントを質問してみた。

――芝桜のお手入れで気をつけていることはありますか?
会場では、約50万株、7品種の芝桜を植えています。以前は2~3年ごとの更新作業を行っていましたが、現在は毎年すべて植え替える方式に切り替えました。開花後には病気を防ぐための消毒や、色鮮やかさを保つための肥料を与えるなど、丁寧なメンテナンスを行っています。芝桜は気温が低かったり雨が降ったりすると花びらを閉じ、晴れて暖かくなるとまた開くという特徴があるので、時間帯や天候によって変化する姿も楽しんでいただければと思います。

――今年の芝桜の見どころは?
やはり一番の魅力は、真っ白な雪をかぶった富士山、鮮やかなピンクの芝桜、そして晴れた日には青空が加わる、三位一体の美しいコントラストです。また、花の配置や配色にもこだわっていて、会場の中央にまっすぐピンクのラインが走るようにデザインされています。今年新たに登場した「Mt.FUJIオブジェ」や「恋するハートのベンチ」などのフォトスポットも、景色の一部として映えるよう工夫されていますので、ぜひいろいろな角度から楽しんでいただけたらと思います。

――中村さん個人的なおすすめは?
正直に言うと、どこもおすすめすぎて選びきれません(笑)。天気や時間帯によっても風景ががらりと変わるので、同じ場所でも何度も撮りたくなるんですよ。実は私自身もSNSに写真を投稿していまして、富士山と芝桜の絶景や、今年新しく登場したフォトスポットなども紹介しています。来園前にチェックしておくと、より楽しめると思います。

――バリアフリー対応やお子さま連れへの配慮は?
国立公園内という制限があるなかでも、会場内には舗装された通路や車いすトイレを整備しています。車いすやベビーカーでもスムーズに移動できるよう動線を工夫しています。お子さま連れには芝生の広場や「ピーターラビット(TM)イングリッシュガーデン」でキャラクターたちと触れ合いながらのんびり過ごすのがおすすめです。

バリアフリートイレを備えたカフェ


――最後に、来場を検討している方へのメッセージをお願いします。
富士山という特別なロケーションと、芝桜の鮮やかな花景色を同時に楽しめる絶景スポットです。自然の美しさに包まれながら、写真を撮ったり、おいしいグルメを味わったり、のんびり散策したりと、どんな方でも自分らしい過ごし方ができると思います。今年からは平日に限り、リードを付ければワンちゃんとの入場もOKになり、ペット連れの方にもさらに楽しんでいただけるようになりました。ぜひご家族やご友人、大切な人と一緒に、春のひとときを過ごしにいらしてください。

河口湖の絶景を湖上から!遊覧船「天晴」で戦国気分を体験

富士本栖湖リゾートから車で30分。富士芝桜まつりとあわせて立ち寄りたいのが、河口湖を一周する遊覧船「天晴(あっぱれ)」だ。戦国時代の武田水軍の船「安宅船」をモチーフにしたデザインで、赤備えや武田菱の御幕が印象的。乗船すれば、まるで戦国武将になったような気分が味わえる。

外国人観光客に人気の遊覧船「天晴(あっぱれ)」


富士山の絶景を展望デッキから堪能
晴れた日には、展望デッキから真正面にそびえる富士山の雄大な姿を、遮るものなく望むことができる。約20分のクルーズはあっという間だが、湖上からしか見られない角度の富士山を間近に堪能できる、特別な体験となるはずだ。

展望デッキからは富士山を背景にした河口湖大橋が眺められる


雨の日でも安心!屋内から映像とともに楽しめる
船内は畳をイメージした広々とした空間に、大型モニターが設置されており、雨の日でも四季の富士山や周辺の観光情報が楽しめる。甲冑のような装飾や音響演出もあり、五感で楽しむクルーズ体験となっている。

大きな窓を備えた和風モダンな船内


今回初めて「富士芝桜まつり」を訪れたが、想像以上に広大な会場と芝桜のスケールに圧倒された。見頃を迎えた花々はもちろん、どこを切り取っても絵になるフォトスポットの数々、そして目の前にそびえる富士山との共演。そのすべてが、ただの「花を見に行く」という枠を超えた、心に残る体験だった。

さらに「河口湖遊覧船 天晴」などの周辺スポットも一緒に楽しめば、1日があっという間に過ぎてしまうほど充実したおでかけになるはず。富士山と芝桜がつくる絶景に、ぜひ足を運んでみてほしい。

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