アウトドアサウナと伝統芸能がコラボレーション!サウナイベント「まつりとサウナ」が岩手の「七時雨山荘」で開催

東京ウォーカー(全国版)

岩手県八幡平市の「七時雨(ななしぐれ)山荘」では60周年を記念し、地域の伝統芸能とサウナを掛け合わせたイベント「まつりとサウナ」を2025年5月10日(土)に開催する。サウナセッションにはプロのアウフギーサーや、スチームテントサウナ、移動式サウナバスを、まつりセッションには地域の伝統芸能団体を迎え、五感を揺さぶる唯一無二の体験を提供してくれる。

地域の伝統芸能とサウナを掛け合わせたイベント「まつりとサウナ」が開催されるまつりとサウナ


まつり(祀り、祭り)とサウナをテーマにしたイベント


まつりとサウナ

サウナセッションでは、東北が誇るプロアウフギーサー・永井テツヤさん、熱波甲子園2023年春優勝のHey!ショウヘイさん、オリエンタル赤坂所属のかーみぃさんら、プロの熱波師によるアウフグースを体験できる。また、イベントにはスチームテントサウナの「TENTSAUNA BASE」、サウナと映像体験を融合させた移動式サウナバス「JOURNEY」が登場。大自然のなかで思う存分サウナを堪能することができる。

まつりとサウナ


まつりセッションでは、東北を代表する盛岡の夏祭り「さんさ踊り」や、日本最古の盆踊りともいわれている「ナニャドヤラ」を地域の伝統芸能団体が披露してくれる。

まつりとサウナ


また、地元食材を活かしたスープやスムージー、自家焙煎コーヒー、じゃがいもの旨みが詰まったフライドポテトといった、地元で人気のキッチンカーも登場する予定だ。

まつりとサウナ


受付は9時半よりスタート、サウナは10時から楽しめる。また、13時30分頃より開会式や伝統芸能演舞を予定。日帰りでの参加費は1人7000円、バスタオル、フェイスタオル付きだが、水着やポンチョなどは持参する必要あり。

本格薪サウナ「サウナイーハトーヴ」が体験できる「七時雨山荘」

七時雨山荘

「七時雨山荘」は盛岡から車でおよそ1時間の岩手県八幡平市の山中で昭和40年から営業を続ける、1日7組限定の隠れ宿。半径約7キロ以内に民家や施設はなく、宮沢賢治の故郷でもある岩手の豊かな自然に囲まれた小さな山荘が今、サウナ好きに注目されている。古民家を丸ごとサウナにリノベーションした本格薪サウナ「サウナイーハトーヴ」は宿泊者だけでなく、日帰りでも楽しむことができる。

七時雨山荘

地元の老舗薪ストーブメーカー石村工業によるサウナストーブ、1829年創業の地元酒造「わしの尾」の酒樽を使った水風呂、岩手県産の木材、八幡平の溶岩のサウナストーンには湿度を上げるために南部鉄器の鍋を置き、賢治の「注文の多い料理店」をモチーフに作られたという注意書きを設置するなど細部まで徹底的にこだわりぬいたサウナだ。

七時雨山荘

七時雨山荘

美しい山々、見渡す限りの草原、環境省に認定された日本屈指の星空といった大自然に囲まれたサウナ体験こそ、「サウナイーハトーヴ」の魅力。ここでしか味わえないアウトドアサウナ体験を堪能できる。

本イベントについて担当者に話を聞いてみた。

ーー今回のイベントについて、意図や狙い、ターゲットを教えてください。

1965年に七時雨山荘が歩み始めてから、この度60周年を迎えることができました。三代にわたり皆様に支えられ、おかげさまでこの記念すべき節目を迎えられたことに深く感謝申し上げます。この「まつりとサウナ」というイベント名には、地域の方々への感謝、豊かな自然への感謝、先人たちへの感謝、そして経営難だった山荘を救ってくれたサウナとお客様への感謝の気持ちを込めています。サウナ小屋の前に咲く八重桜の見頃に合わせ、地域の伝統芸能「まつり」(祀り、祭り)とサウナを掛け合わせた特別なイベントです。サウナ好きの方、自然を愛する方、長年七時雨山荘をご愛顧いただいている方々はもちろん、この記事の写真を見て興味を持たれた方にも、ぜひお越しいただければ幸いです。

ーーおすすめのポイントや、こだわった点などありましたら教えてください。

多種多様なサウナやアウフギーサーをお招きしたこともさることながら、これまで地域の伝統芸能とサウナを掛け合わせたイベントは日本でほとんど例がありませんでした。サウナブームと言われて久しいですが、サウナが真に日本文化として根付くためには、地域の伝統文化との融合が重要だと私は考えています。日本には数多くの祭りや伝統文化が存在します。そして日本の「風呂」文化ももともとは蒸し風呂がルーツとされており、蒸し風呂という観点では、古くから日本でもサウナに近い文化が親しまれてきたのです。特に神事の際に蒸し風呂に入る習慣があったとされ、日本の祭りとサウナには本質的な親和性があります。このイベントには、将来的に日本の伝統の風景の中にサウナが自然に溶け込み、当たり前のように存在するようになってほしいという願いも込めています。

ーーイベントの見どころや魅力について教えてください。

本イベントの魅力は、東北出身で業界を代表するプロアウフギーサーの永井さん、熱波甲子園優勝経験者のHEY!ショウヘイさん、女性熱波師のかーみぃさんによる、祀り・祭りをイメージした特別なアウフグースと岩手の伝統芸能「さんさ踊り」などとの融合です。さらに、さまざまなハーブを使用したスチームハーバルテントサウナや、唯一無二の「シアター×サウナバス」である「JOURNEY」が岩手に初上陸します。当日は七時雨山荘のPRビデオや歴史のスライドショーを上映し、サウナで五感が解放された状態で、伝統芸能や映像、自然を存分にお楽しみいただけます。このイベントはサウナを通じて地域内外の人々が交流する、アットホームな雰囲気が特徴です。サウナに興味がない方でも十分に楽しめる内容となっておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

ーー読者へのメッセージをお願いします。

七時雨(ななしぐれ)山荘という施設名を初めて耳にされる方も多いことでしょう。七時雨山荘が建つ七時雨山麓一帯は、数百年前から牛馬の放牧地として利用されてきました。長い年月をかけて形成された山麓一帯の芝は、森の濃い緑とも異なり、また人の手が加わり始めた新鮮な緑色とも違う、独特の魅力を放つ色合いとなっています。この美しい七時雨の風景に60年以上前、現代表の祖父が一目惚れして建てたのが七時雨山荘です。現在の山荘の場所が決まったきっかけは、祖父が祖母に「ここに宿を建てるから好きな場所を指差せ」と言ったことから始まりました。おかげさまで創業60周年という記念すべき節目の年を迎えることができ、次の時代へと繋ぐための特別なイベントを企画しました。ぜひ「七時雨」という名前だけでも心に留めていただけたら幸いですし足を運んでいただけたらきっと七時雨の美しい風景を楽しんでいただけると思います。


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