透明感のある容姿とコミカルなキャラクターで一躍日本の人気者になった台湾出身の女優、ビビアン・スー。7年ぶりに日本での活動を再開することが決まり、11日、都内で記者会見が開かれ、久しぶりに日本のメディアの前に登場した。
シースルーのセクシーなシャネルのドレスで会場に登場したビビアンは「ただいま〜!」と笑顔であいさつ。「出てくる前に後ろで泣きそうだった。たくさんのファンの声をブログで見て、忘れられていないことに感動」と、大きな瞳をキラキラと輝かせて感激もひとしをの様子。今年は彼女のデビュー20周年にあたり、自分にとって有意義な活動をしたいという。
日本語を忘れていないと、早口言葉も披露して会場を盛り上げたビビアン。「日本での8年間は私にいろいろなことを教えてくれて、いろんな挑戦をさせてくれた。これからの私の活動を…続けてもらえくれれば?ごめんなさい、日本語忘れた(笑)」といいながらも、通訳を制して「続けてもらえれば(いければ)と思います」と、自分で日本語で挨拶をすることにこだわり、会場からは温かい拍手が起こった。
2009年3月の「沖縄国際映画祭」で5年ぶりに来日し、日本での活動再開を示唆していたビビアン。今回、テレビアニメ「くるねこ」(東海テレビ、関西テレビ)のテーマソング「Beautiful Day」を3月3日(水)にリリースするに当たり、日本で本格的に再始動が決定した。また同時に、スリムビューイティーハウスのイメージキャラクターになったことも発表され、沖縄で撮影されたCMもお披露目された。
ビビアンは1995年に日本での活動を開始。バラエティ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」へのレギュラー出演で人気を獲得し、同番組で結成したユニット、ブラックビスケッツで98年にシングル「タイミング〜Timing〜」すると、NHK紅白歌合戦にも出演するなどめざましい活躍を見せる。しかし、99年に同番組のレギュラーを降板後は、活動の拠点を台湾に移し、以後は台湾・香港・中国を拠点に女優や歌手として活動をしていた。
会見では、以前活動をともにしていたウリナリのメンバーについても触れ、日本では「千秋の家に行って子どもを見たい。彼女がママだとまだ信じられない。天野くんの家も、彼がなぜまだ独りなのか」と語り、笑いを誘った。また、「いつか(日本で)コンサートをやって、ブラピもポケビもゲストで出て、タイミングもスタミナももう一度歌ってみたいですね」と、夢を語った。 「バラエティ出たいですね」と意欲を見せ、昔のメンバーと盛り上がる彼女の笑顔を見る日も近いかもしれない。
さらに恋人の存在について「今はいない、でも好きな人はいる」と自ら暴露。「今年35歳だからあせっている。デートしなきゃ」と語り、キュートでオープンな彼女のキャラクターは健在のようだ。ビビアンは明日帰国し、次回の来日は3月になる。【東京ウォーカー】