ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)が行っている、旨いラーメン店を決めるランキング「ラーメンWalkerグランプリ」。2016年12月31日までにオープンした店舗を対象に「九州7県総合」「福岡新店」の3部門で、読者と百麺人の投票によって選ばれた全国屈指の“ウマイ店”を大発表!今回はそのなかから、宮崎県のベスト3を紹介しよう。<情報はラーメンWalker九州2018(2017年10月6日発売)より>
【1位】再来軒(3819pt)
地元民だけでなく九州各地からも多くの客が訪れ、1日最大約400杯を売り上げる。品書きは、シンプルに麺メニュー3種類とご飯、ドリンクのみ。自慢のラーメンは、創業以来守り続ける飽きが来ないまろやかなスープが魅力で、人気が高くリピーターも多い。
スープに合うストレート麺は自前の製麺所で作り、季節で加水率を変えるなど気配りは欠かさない。トッピングは、延岡産のネギや「おいも豚」を中心とした宮崎県産チャーシュー、高級メンマなど無添加で質の高い素材にこだわる。なお、地方発送用に通信販売も行う。
「1978(昭和53)年に跡を継いでから約40年頑張ってきました。今回、宮崎県の1位ということで多くの人に評価していただき、本当にうれしいです。今後も、先代からの味を守り抜き、おいしいラーメンを提供できるように日々精進しますので、これからも応援してください」と店主の大野さんは話す。
【おすすめの一杯!】とんこつラーメン(600円)。スープは口当たりが良好で、コクがあるうえにあと味もよい。ビタミンB1やコラーゲンなどを含んでおり、女性にも好評だ。チャーシューは、とろける食感の“スライス”と、スープが染み込み旨みが出る“キザミ”の2種類をのせる。
【ラーメンデータ】<麺> 細 / 角 / ストレート(120g) <スープ> タレ / 醤油:仕上油 / なし:種類 / 豚骨
[ 再来軒 ] 宮崎県延岡市旭町1-3-12 / 0982-32-4477 / 11:00~21:30(LO21:00) / 水曜休み / 34席(カウンター14、テーブル20) / 車=延岡駅より約10分
【2位】黒木食堂(3525pt)
40年前に先代の跡を継いだ店主が営む。定番のラーメンは、あっさりした優しい味のスープと、歯応えのある中太麺が絶妙に絡む。
トッピングの軸となるのは、1日かけてじっくり仕込む絶品チャーシュー。ほかにも、宮崎県産のネギやもやしのみを厳選して使用する。好みで卓上にある自家製特製ニンニク醤油を入れて、アレンジするのもいい。酒のアテに最適なチャーシューは、1本1000円前後でテイクアウトができる。
【おすすめの一杯!】チャーシューラーメン(800円)。器全体をおおうチャーシューは、赤身6枚+脂身4枚を使う。バラ肉を自家製醤油ダレに漬けることで、トロトロかつしっかりとした味付けに。豚骨スープとの相性も◎
【ラーメンデータ】<麺> 中太 / 丸 / ストレート(130g) <スープ>タレ / 醤油:仕上油 / ネギ油:種類 / 豚骨
[ 黒木食堂 ] 宮崎県宮崎市瓜生野2287-1 / 0985-41-1030 / 11:00~14:00 / 月曜休み / 24席(カウンター8、テーブル8、座敷8)/ 車=東九州自動車道宮崎西ICより約10分
【3位】風来軒(2644pt)
1989年創業で、宮崎県における濃厚豚骨ラーメンの先駆け。麺メニューは、「とんこつラーメン」(700円)から、「黒ゴマ担々麺」(920円)まで豊富にそろう。
自社工房で作る中太縮れ麺は、宮崎市・加江田渓谷の新鮮な水と、新富町産をはじめ厳選した数種の小麦を使用し、弾力ある歯応えが特徴的。麺、チャーシュー、ネギ、メンマ、海苔が鍋に盛られる「びっくり替玉」のオーダーも多い。
【おすすめの一杯!】とんこつラーメン(700円)。コラーゲンたっぷりのスープは、宮崎随一の濃度が自慢。豚骨の旨味が凝縮されていて、コクがある。宮崎市田野町産のネギや県産チャーシューなど、具材にもこだわる
【ラーメンデータ】<麺> 中太 / 丸 / 縮れ(120g) <スープ>タレ / 醤油:仕上油 / 背脂:種類 / 豚骨
[ 風来軒 加納本店 ] 宮崎県宮崎市清武町加納甲1836-2 / 0985-84-1620 / 11:00~23:00、土、日、祝10:30~ / 休みなし / 59席(カウンター13、テーブル10、座敷36)/ 加納駅より徒歩10分。車=宮崎自動車道宮崎ICより約10分
【九州ウォーカー編集部】
九州ウォーカー編集部