“シースルーエレベーター”はスリル満点!富士山や東京スカイツリーまで一望【無料展望室シリーズvol.4】

東京ウォーカー(全国版)

祝日のない6月は、おでかけ先に迷う人も多いのではないだろうか?梅雨時期にも突入し、おでかけ計画も立てにくい…。しかも、5月のゴールデンウィークで遠出の旅行をしていたり、来る7月・8月の夏休みシーズンの旅行に備え、6月の“お財布の事情”は厳しいところだ。

そんな6月にぴったりのおでかけスポットがあった!それは無料で楽しめる展望施設である。雨が降っても大丈夫で、むしろ雨の日こそ夜景が美しかったりする。無料なのでお財布に優しいのは言うまでもない。意外かもしれないが全国各地にあるため、あらかじめ計画を立てずとも週末にふらりと出かけることも可能だ。今回はそんな展望施設の中から、千葉県市川市の展望施設を紹介したい。“シースルーエレベーター”というスリル満点な乗り物であっという間に45階の天空の世界へ誘われる素敵な展望施設である。

展望ロビーは22時まで、展望デッキは21時まで開放(C)市川市観光振興課


45階に展望ロビー、46階屋上には展望デッキも

東京駅から総武線快速で約18分、JR市川駅直結のタワーマンション「ザ タワーズ ウエスト」の最上階にあるのが「市川市アイ・リンクタウン展望施設」である。首都圏からのアクセスもよく、思い立ってすぐに出かけられる気軽さもいい。市川市が運営する“お役所展望施設”で、お役所が閉まっている土日祝日も、夜間も開放されている点も高ポイントだ。

【写真】45階の高さからは、眼下に江戸川の流れを一望(C)市川市観光振興課


45階の展望ロビーへは3階から直通で“シースルーエレベーター”を利用する。ガラス張りとなっているエレベーターからの眺望は迫力満点で、テンションがあがること間違いなし。展望ロビーは地上約150メートルの高さに位置し、これは市川市内で最も高い場所となる。さらに1階上の46階屋上には展望デッキがあり、吹き抜けていく風を感じながら360度の眺望が楽しめる。

屋上の展望デッキ。天気のいい日は空を普段よりも近くに感じることができるとか!(C)市川市観光振興課


おすすめの時間帯や展望施設の楽しみ方について聞いてみた!

今回、「市川市アイ・リンクタウン展望施設」の取材対応をしてくれたのは、市川市観光振興課の大山さんと藤岡さん。2人に当展望施設の魅力について詳しく話を聞いてみた。

――展望施設からはどのような景色を眺望できますか?

【大山】45階からは東京都方面を中心に、東京スカイツリーや東京タワーなどを見ることができます。天気がいい日には富士山も見えますよ。屋上にある展望デッキからは360度のパノラマが広がっており、江戸川が東京湾へとつながっている様子など広範囲の景色を堪能することができます。

――おすすめの時間帯はありますか?

【藤岡】日没前後の“マジックアワー”と呼ばれる時間帯はおすすめです。空が幻想的な色に染まる景色の中に、富士山や東京スカイツリーの姿を同時に見ることができます。おすすめの時間のひとつです。

淡い色合いが混ざり合うマジックアワーは絶景だ(C)市川市観光振興課


――展望施設を訪れた人が利用できるレストランやカフェはありますか?

【大山】残念ながらレストランはありませんが、市内店舗の和洋菓子やドリンクを提供しているカフェスペース「アイ・リンク情報コーナー」があります。おいしいドリンクを飲みながら絶景も楽しめますし、本を読みながらゆっくり利用されている方も多くいます。また、市川市動植物園などのグッズをここで購入することもできます。

「アイ・リンク情報コーナー」にはカフェスペースを完備(C)市川市観光振興課


――こちらの展望施設ならではの魅力は?

【藤岡】45階でピアノ演奏を行うことができます。ピアノ演奏は要予約となりますが、絶景を眺めながら美しい音色を奏でることができるのは本施設ならではと言えます。

「フォトグラフィイブニング」開催時は三脚を立てての撮影がOK(C)市川市観光振興課

「市川市アイ・リンクタウン展望施設」の展望ロビーは夜22時まで、展望デッキは夜21時まで開放しており、無料の展望施設にしては遅くまで楽しむことができる点も魅力である。もちろん土日祝日も開放しており、毎月第3金曜日と翌日の土曜日には「フォトグラフィイブニング」を開催。通常、三脚を立てて撮影することはできないのだが、「フォトグラフィイブニング」開催日の15時から21時までは三脚やカメラ固定機器を使っての撮影がOK!ピアノ演奏を楽しんだり、本格的な写真撮影に興じたり、さまざまな利用の仕方があるので、ぜひ行ってみて!

取材・文=大庭かおり

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