人員がギリギリなので休憩も少ないスーパーのレジ。であるにも関わらず、「涼しい場所で立ってるだけ」とお客さんに言われてしまう、狸谷(
@akatsuki405
)さんの人気シリーズ「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」より「楽ではない。」をお届けしよう。
寒暖差は激しく、立ちっぱなしで決して楽な仕事ではない
コーヒーを買いに来たサラリーマンに「レジ打ちはいいよな。こんな涼しいとこで立ってるだけだろ?」と言われてしまうレジ店員。果たして本当に"レジ打ちは楽"なのだろうか?
炎天下の外からスーパーに入ると確かにとても涼しい。しかし、一日中スーパーにいる店員からすれば、逆に体が冷えすぎて体温調節ができずに、体調不良になりやすいそうだ。作者である狸谷さんは「共感してくださった皆様のコメントを読んで、スーパーに限らず寒暖差の多い店舗で働くことは大変だということが少しでもわかっていただければ幸いです」と切実な思いを語ってくれた。
本作「楽ではない。」には読者から多くの共感が寄せられ、なかには「レジで水分補給をしていると、クレームが入る」「飲みたいときに水分補給もできない」などの同業者ならではのコメントも届いている。ドアが開けば熱風が入り、立ちっぱなしで決して楽な仕事ではないのに、店員とお客さんという立ち位置が違うだけで、どうしてこうも印象が違うのだろうか。お客さんの的外れな発言に対し狸谷さんは「じゃあ、まずは一緒に働いてみましょう!!と本気で思いましたし、恐らく口にも出たことがあります。どんなに求人を出しても『来ない』のが、答えかなと思います」と独自の見解を述べている。
スーパーでの勤務経験がある狸谷さん自身が実際に経験したことや、他のスタッフが経験したことをもとに描いた人気シリーズ作品「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」。そんな"接客業あるある"のなかの一つを描いた本作をぜひ読んでみてほしい。
■取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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