駅員を経験したザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。駅員のあるあるをテーマに描き、駅員の日常が垣間見られる作品がそろう。今回は、ブログに投稿された『100日後に辞める駅員さん』の中からお客に殴られそうになるエピソード漫画を紹介するとともに、作者に酔っ払い客に殴られた体験談などについてもインタビューした。
お客がペン助の顔を見て「見てるだけでムカつくぜぇ」と言って舌打ちをする。お客は酔っ払っているようで、『相手にしたくないな』と心の中で思いながら「そんなこと言われましても」と言うペン助。
するとお客は「うるせぇ!ムカつくから一発殴らせろや!」と言って、右手の拳でペン助を殴ろうとするではないか!?
ペン助は「ひぃ!殴られる!」と言って怖がると、「暴力は犯罪なんだよ。殴るわけなねぇだろ」と言って拳をピタリと止める。どうやら殴るのは脅しだったようだ。
お客の態度に心底腹が立ったペン助は、『駅員はてめぇのオモチャじゃねぇんだよ。踏切と駅以外でくたばれ!』と心の中で思うのであった。
――ザバックさん自身、お客さんに酔った勢いで殴られた経験はありますか?
殴られた経験はあります。警察を呼んで、手錠をかけられるシーンを初めて目の前にしました。犯罪者ですからね。
――本作を描く際に工夫された点があれば、お聞かせください。
できるだけリアルに描くことを心がけました。この漫画のほとんどは実体験ですし先輩の言葉もほぼそのままです。そのおかげで駅員経験者さんたちによい反響をいただけてよかったです。でもこれから駅員になろうと思ってる人は、ジョークで読んでほしいですね(笑)。
駅員は酔っ払い客に絡まれることもよくあるようだ。ブログやSNSでは、そのほかの駅員漫画がいくつも投稿されている。駅員の仕事や鉄道などに興味があれば、この機会にぜひ一度読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)
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