NHKで放送中の連続テレビ小説『わろてんか』のプレミアムトークイベントが、11月4日(土)NHK大阪ホールで行われた。出演者の葵わかな、徳永えり、前野朋哉が登壇。葵は会場に集まった1000人以上のファンに「放送が始まって1か月でこんなに応援してくれている方がいるのが嬉しい」と挨拶。トークではこれまで放送された名場面を振り返った。
『わろてんか』は明治後期から昭和の大阪を舞台に「笑い」を振りまくヒロイン・藤岡てん(葵わかな)が夫婦で寄席経営を始め、日本で初めて笑いをビジネスにした女性と言われるまでになる物語。吉本興業の創業者である吉本せいがモデルとなっている。
主人公てんに影響を与えた男たちという話題で、松坂桃李が演じる藤吉について、葵は「色んなことに勢いだけで行っちゃって、ダメな人ですよね」と言いにくそうにポツリ。葵は「でも藤吉さんにも一途で情熱家だったりする部分が、てんちゃんはそういうところを魅力に感じてるんだと思います」とフォローをした。続けて番組当初てんの婚約者として登場した高橋一生演じる伊能栞を引合いに出し、藤吉とどちらが好きかという質問を観客に投げかける展開に。観客に好きなキャラで拍手をしてもらったが、伊能の方が圧倒的に多い結果になってしまった。これには登壇者も「(藤吉が)かわいそう」と苦笑いするしかなかった様子。
また、てんの世話をする女中のトキ役の徳永えりが、濱田岳演じる風太をツッコミで叩くシーンを集めたVTRでは会場が大爆笑。徳永は「笑ってくれるのが唯一の救い」と照れるように答えると、前野が「(濱田の事を見ないで)ノールックで叩いててすごい」と感心。「放送開始から1ヶ月であれだけ叩くシーンがあったなんて、ちょっと落ち込みました」とコメントした。
イベント終了間際には後藤高久チーフ・プロデューサーも登場。「これから藤吉もかっこよくなる」と予告。観客からも驚きと期待の声が上がり、葵も「ホントにそうです」とうなずいてみせた。続けて後藤は「次イベントがあった時は藤吉の方が多く拍手を貰えるようになっているはずです」と自信たっぷりに語った。
【関西ウォーカー編集部/ライター桜井 賢太郎】
桜井 賢太郎