都内から気軽に行ける距離ながら、豊かな自然に恵まれた埼玉県狭山丘陵エリア。映画「となりのトトロ」の舞台になったともいわれ、多くの人が訪れる。関東有数の紅葉スポットである狭山湖を中心に、ナショナルトラスト運動により里山風景が残る「トトロの森」や、森そのものが博物館の「さいたま緑の森博物館」などもあり、自然の恵みを感じることができる。今回は、そんな狭山湖周辺の魅力を厳選してご紹介!
美しい湖で紅葉狩り&里山風景が広がる森で自然と友達に
最初に訪れるのは、ダム湖百選に選ばれている絶景の湖「狭山湖」(埼玉県所沢市)。3月ごろまで、晴れた日は富士山の見事な姿を見ることができる。とんがり屋根の取水塔とコナラ・クヌギ・ブナなど周辺の木々が美しく色づき、絵画のような雰囲気に。湖周辺には整備された遊歩道があり、のんびり散策しながら紅葉狩りを楽しめる。
次に訪れるのは、トトロのふるさと基金のトラスト取得地「トトロの森」(埼玉県所沢市)。美しい景観を守るために、企業や個人の寄付を集めて森を取得し守る、ナショナルトラスト運動の地だ。施設は1~41号地まであり、珍しい動植物が生息している。歩いて回れば、都会では見ることのできない生き物たちと出合えるかも。
和カフェの狭山茶スイーツでひと休み&フィールドミュージアムでのんびり散策
旅のひと休みは、和カフェ「武蔵利休」(埼玉県所沢市)で地元・狭山茶を使ったスイーツでのんびり寛ごう。ここは、宇治茶や静岡茶と並ぶ日本三大銘茶の狭山茶を製造・販売する「新井園本店」運営のお店だ。「お濃い抹茶アフォガード」702円など、狭山茶の深い味わいを生かした甘味や軽食で心も体もリラックスタイムを。
旅の締めくくりは「さいたま緑の森博物館」(埼玉県入間市)へ。ここは、雑木林や湿地など狭山丘陵の自然そのものを野外展示物としたフィールドミュージアム。自然観察会や稲作体験教室などのイベントを随時開催しており、植物や虫など生き物のそのままの姿を観賞しながら自然について学ぶことができる。
「秋Walker首都圏版2017」ではこのほかにも絶景紅葉スポットをご紹介。晩秋は紅葉もクライマックスを迎え、絶景を楽しむなら今がラストチャンス!ぜひ休日に出かけて、最高の体験をしよう。【東京ウォーカー編集部】
東京ウォーカー編集部