ミスタードーナツが“ミスタードーナツ55周年”を記念し、新食感ドーナツ「もっちゅりん」全4種を期間限定発売。「きなこ」「みたらし」「あずき」「黒糖＆わらびもち」が登場した。SNSで売り切れの報告が飛び交うほどの人気ぶりとなっている。
同社の企画開発担当者は、「ミスタードーナツの商品は、日本のお客さまに合わせて展開し、時代を超えて進化し続けています。例えば、揚げたドーナツのほかに、“焼く”という調理のオーブン商品を1984年に展開。また、1992年には“蒸す”調理の飲茶を導入。2003年にはモチモチ食感の『ポン・デ・リング』を発売しましたが、こちらは20年以上にわたり不動の人気No.1商品となっており、新しい食文化を作り出すことができたと感じています。そのほかにも近年では、最高水準の素材と技術を持ったブランドとコラボレーションした商品の展開や、『ミスドゴハン』、季節限定商品や、人気の定番商品を進化させた限定商品など、多数の商品を展開しています」と、これまでの取り組みについて話す。
さらに、“食感”に対してもさまざまな挑戦をしており、「『ポン・デ・リング』をはじめ、ふわっと軽い食感の『フレンチクルーラー』、サクサク食感の『オールドファッション』などを開発してきましたが、今回も皆さまに、今まで体験したことがない新食感のドーナツをお楽しみいただきたいという思いで『もっちゅりん』を開発しました」とアピールする。
同商品は、“もちもちのその先”を目指して新たに開発した“もっちゅり食感”が特徴だ。担当者は「こだわりの1つ目は、弾力のある食感と柔らかい食感を同時に堪能できる新しい食感。これを生み出すには2つの要素が必要で、1つはドーナツ生地の開発でした」とコメント。
続けて「生地は、国産のもち粉と米粉の配合にこだわったものに。あとは、加工でん粉のベストな配合を追求して作っています。また、フィリングを詰めることで、生地とフィリングの一体感を感じられる生地に仕上げているんです。そして、もっちり食感を生み出すのに必要な要素の2つ目として、生地にミスタードーナツオリジナルのコーティングを施しました。これを施すことにより、もっちゅり弾力のある食感と柔らかい食感を同時に堪能できるもっちゅり食感が完成。商品を持ち上げたときの柔らかさも、ぜひお楽しみいただきたいです」と説明した。
ラインナップは、生地にきなこシュガーをトッピングした「もっちゅりん きなこ」(イートイン209円、テイクアウト205円)、生地にみたらしフィリングをコーティングした「もっちゅりん みたらし」(イートイン220円、テイクアウト216円)、生地に北海道あずきを詰め、シュガーをまぶして仕上げた「もっちゅりん あずき」(イートイン231円、テイクアウト226円)、生地にわらびもちフィリングを詰め、黒五黒糖シュガーで仕上げた「もっちゅりん 黒糖＆わらびもち」(イートイン231円、テイクアウト226円)の4種。いずれも和素材の仕上げを施し、生地の食感や味わいを存分に楽しめるのがポイントとなっている。
取材・文=平井あゆみ
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