【実話】「命がけで助けろ」人身事故発生で駅員はクレームの嵐… 「若い人ほど理解してくれる」元駅員が告白する現場のリアル【著者に聞いた】

東京ウォーカー(全国版)

01画像提供:ザバックさん

駅員時代の経験を基に、駅員を主人公とした漫画をXやブログで公開し、話題を集める漫画家のザバックさん(@theback_blog)。駅員の日常や「あるある」をテーマにした彼の作品群は、現場の様子を垣間見せる。今回は、以前ウォーカープラスで紹介した『100日後に辞める駅員さん』から、人身事故発生時のクレームを描いたエピソード漫画を紹介するとともに、ザバックさんに当時の状況について話を聞いた。

駅員漫画をはじめから読む

「お前らが命がけで助けるべきだろ!」人身事故でまさかの罵倒

02画像提供:ザバックさん

03画像提供:ザバックさん

04画像提供:ザバックさん


上司からの連絡を受け、人身事故発生を知った主人公の駅員ペン助は、大急ぎで改札へ向かい、乗客への案内を開始した。

すると、一人の男性客から呼び止められる。「大変申し訳ございません。現在人身事故で電車が動いてなくて…」と状況を説明するペン助に対し、男性客は「お前らが命がけで飛び降りて助けるべきだろ!」とまさかの言葉を浴びせる。その発言にペン助は驚きを隠せない。

しかし、次に声をかけてきた別の乗客は「仕方ない。駅員さん大変だけど頑張ってね」と労いの言葉をかける。多忙を極める状況でかけられた優しい言葉に、ペン助は感動を覚えるのだった。

人身事故が発生した際にクレームを受けることはあるのか、著者ザバックさんに尋ねると、「もちろんクレームの嵐だ」と認める。続けて「事故は駅員や会社が原因じゃないことをわかってくれる人が多い」とも語った。特に、「偏見かもしれないが、若い人ほど理解してくれることが多い。駅員に文句を言ってもどうしようもないことをわかってくれていると思う」と、世代間の意識の違いについても言及した。
人身
人身事故発生時は、駅員は通常以上に多忙を極める。ザバックさんのブログやSNSでは、他にも多数の駅員漫画が公開されているため、駅員の仕事に興味がある人は、ぜひ一度読んでみてほしい。

駅員漫画をはじめから読む


取材協力:ザバック(@theback_blog)

注目情報