XやInstagramで漫画を発信するエェコさん(@nakiri_aik)は、自身の体験談や読者提供の情報を元に、ご近所トラブルや子育て、PTA・子ども会を舞台にした出来事を描いている。その作品群は、日常に潜むリアルな出来事を描き出し、読者に驚きや怒り、そして深い共感を呼ぶ。
今回紹介するのは、エェコさんのママ友が「放置子」と遭遇した実体験に基づいた作品だ。深夜に自宅を飛び出し、チヨちゃんママに保護されたキミちゃん。チヨちゃんの家庭の様子に驚くキミちゃんと、その裏でチヨちゃんの両親が抱えた悩みとは――。
「私のパパとママもこんなパパとママだったらよかったのに…」衝撃の言葉
料理をし、娘とも親しいチヨちゃんパパは、理想的な父親に見える。エェコさんは「チヨちゃんパパはとにかく穏やかで優しくて、休日はチヨちゃんと必ず遊ぶという子煩悩な方で、奥さんを大事にしている印象がある。家庭をとても大事に考えて行動できる人だ」と語る。
物語の終盤、キミちゃんの「私のパパとママも こんなパパとママだったらよかったのに…」という言葉と共に、泣きそうになりながらも笑顔を見せるシーンは印象的だ。この切ないシーンについて、エェコさんは「お話の聞き取りをしていた際に、この言葉について聞いたときには私もショックだった。それと同時に、子どもにこんなことを言わせるなんて…!と憤りを感じた」と当時の衝撃を明かす。
さらに、「チヨちゃんママは『あんなに強がっていたキミちゃんがこんな弱音を吐くくらい弱っていることに動揺した』とも言っていた」と、キミちゃんの心の奥底に秘められた悲痛な叫びを代弁した。
~「児童虐待」に関する相談窓口~
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」
虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』」にかけるとお近くの児童相談所につながります。通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られます。
(こども家庭庁ホームページ「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』について」より抜粋)
取材協力:エェコ(@nakiri_aik)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示だ。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合がある。