高速道路でランニング!?「東京2025世界陸上」前夜祭イベント「RUNS:INTO KK」が9月12日に開催

東京ウォーカー(全国版)

「東京2025世界陸上」開催前夜である2025年9月12日(金)に、ランニングイベント「RUNS:INTO KK」(ランズイントゥーケイケイ)が実施される。舞台となるのは、今年4月に廃止されたばかりの自動車専用道路・東京高速道路(通称KK線)。普段は絶対に走れない首都圏の幹線道路が、この一夜限り、ランナーと応援が交差する特別なフィールドへと生まれ変わる。

本記事では、同イベントの見どころをご紹介。ただ走るだけではない、“非日常感”に注目だ。

「東京2025世界陸上」前夜祭としてランニングイベント「RUNS:INTO KK」が開催!


特別な夜を彩る3つのランイベント

イベント当日は、年齢やレベルを問わず楽しめる多彩なランニングプログラムを用意。まさに“走るお祭り”となる予定だ。

当日17時からは、親子やジュニアランナーにぴったりの「1マイルレース」が開催される。全長1.6キロメートルのコースを走るレースで、定員は先着順で約500名(すでに受付終了)。

19時からは、夜のKK線を仲間と走る「ハーフマラソンリレー」が始まる。事前に「Virtual RUNS:INTO KK」(バーチャルランズイントゥーケイケイ)に参加した人の中から選ばれた最大200チームのみが出場できるプレミアムなイベントで、「RUNS:INTO KK」オフィシャルサポーターチームも参加予定。抽選を突破して出場権を得たチームが、夜の特別なコースを駆け抜ける。

「ハーフマラソンリレー」は「Virtual RUNS:INTO KK」に参加して出場権を得る以外に、InstagramやAdd Yoursでの投稿を行い、オフィシャルサポーターと同じチームで走れる特別出場権を得て参加する方法も。応募条件があり、該当するステップを完了した人が抽選対象となる。

さらに目玉企画として、17時45分からは参加者全員でギネス世界記録(TM)に挑戦するリレーが行われる。挑戦するのは「1時間で100メートルを走った最多人数(屋外)」という記録で、現在の記録である252名超えを目指してリレー形式でバトンをつなぐ。歴史的な瞬間を大勢で一緒に作り上げる、貴重な体験となること間違いなしだ。各プログラムの詳細や参加方法は公式サイトを要確認。

ちなみに、「RUNS:INTO KK」というイベント名には、「KK線」に「runs into(〜に遭遇する、〜に達する)」という意味を重ね、“応援の気持ちが走りに乗って人と人がつながる”瞬間を象徴する想いが込められているそうだ。

オフィシャルサポーターにも注目!

同イベントでは、陸上やランニング、スポーツの分野で活躍する5名のアスリート系インフルエンサーをオフィシャルサポーターとして起用している。

サポーターのメンバーは、全国大会での入賞実績を持ち、モデルとしても活動するランニング系インフルエンサーの志村美希さん、スパルタンレースで日本代表に選出され、現在は近代五種のオリンピック代表を目指すマルチアスリートの陣在ほのかさん、大手企業に勤務しながらPRディレクターやモデルとしても活動するランニング系インフルエンサーの藤村美杏さん、SNSの総フォロワー数が80万人を超え、全国のマラソン大会に引っ張りだこの三津家貴也さん、そして、“陸上がわからない人でも楽しめる”をテーマに動画投稿を行う陸上系YouTuberのよしきさん。

都会の夜景の中、あこがれのサポーターたちと一体となって汗を流す体験は、きっと忘れられない思い出になるはずだ。

「RUNS:INTO KK」のオフィシャルサポーター


発表会には寺田明日香選手が登壇

世界陸上開幕まで100日前である2025年6月5日に開催された「RUNS : INTO KK」のメディア発表会では、元女子100メートルハードル日本記録保持者の寺田明日香選手が登壇。当日は、陸上競技への熱い想いや、地元である東京都中央区への特別な想いを語った。

【写真】メディア発表会に登壇した寺田明日香選手(中央左)と「RUNS:INTO KK」オフィシャルサポーター


寺田選手は、これまで自身が経験してきた陸上競技における“応援の力”について、「選手紹介のときに名前を呼んでもらえるだけで、本当に力が湧いてくる。皆さんの応援が、私にとってのエネルギー源です」と話し、感謝の気持ちを込めて走ることの大切さをあらためて強調した。

また、「陸上に触れるきっかけとして、こうしたイベントの存在はとても意義深い。応援する側、走る側、どちらにとっても貴重な体験になるはず」とコメント。競技を楽しむすべての人が主役となれるイベントとして、「RUNS:INTO KK」に期待を膨らませた。

トークセッションで“応援の力”について語る寺田選手


中央区在住の寺田選手は、今回の舞台となるKK線について「自分の住む街が、『世界陸上』をきっかけに変わっていくことが本当にうれしい。KK線が人々のつながる場所になって、娘が友人と一緒に歩けるような場所になることを願っています」と、地域に根ざした視点からもイベントの意義を示す。

最後には、KK線にちなみ「(K)感謝を(K)かたちに!」という言葉で「世界陸上」への抱負を力強く表明。「今年、アスリートとして一区切りを迎えますが、世界中の方々に“走り”を通して感謝を届けたい」と締めくくった。

「世界陸上」への抱負は「(K)感謝を(K)かたちに!」


応援の力、地域への愛、そしてアスリートとしての感謝。そのすべてを乗せて、寺田選手は「世界陸上」という大舞台へと向かう。「RUNS : INTO KK」は、そんな想いをともに感じ、未来へとバトンをつなぐ特別な一夜となるだろう。

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