お祝いの言葉もなく、「お父さんがあんまり言うから用意してあげたわよ!」と、仕方なくご祝儀を渡そうとする「母親」。そんな態度で渡されてもうれしくないめぐぞう(@MeguTakazow)さんは「祝う気持ちがないならいらんわ!」と、ご祝儀を返した『結婚のご祝儀をもらった時の話』を紹介するとともに話を聞いた。
「お父さんがあんまり言うから用意してあげたわよ!」渋々ご祝儀を渡してくる母親
もともと母親とは折り合いが悪かった、めぐぞうさん。深く関わらないよう家族とは一定の距離を保っていた。しかし、結婚の問題は報告しなければいけない。入籍することを伝えると、「結婚式や披露宴をするべきだ!」と母親は言う。しかし、めぐぞうさんは貯金をしたいし、夫のたかぞうさんは目立つようなことが苦手。結婚式も披露宴もやらないと決めた。
その後、母親から姉からご祝儀を預かっているとメールが。お返しのこともあるし、と実家に取りに行った、めぐぞうさん。そこで、母親は「おめでとう」と声をかけるわけでもなく、「私はめぐにあげる必要ないって言ったんだけどね」とグチグチ。「三姉妹でめぐだけあげないのは可哀想だろって言うから」と両親と預かっていた姉からのご祝儀を渡された。
「でも、お姉ちゃんたちほどの金額入れてないからね!」と余計な一言まで添えて。いろいろ我慢していためぐぞうさんも限界を迎え、「祝う気持ちのないものもらっても」と、ご祝儀を返した。pixivではそんな母親についてのエピソードも多く描かれている。
――エッセイ漫画を描くきっかけを教えてください。
夫・たかぞうに自分の学生時代や実家の家族の話をしたときの反応がおもしろかったのもあり、日々の気になったことや、蓄積したストレスの吐き出しとして描くようになりました。
――制作するうえでこだわっているところがあれば教えてください。
自分視点なので、相手の考えを思い込みで描かないように、あくまでこちらから見て聞いたことだけにしようと気をつけてます。
――旦那さん、お母さまの話が多いですが、めぐぞうさんからみてどのような人ですか?
私も夫も、血のつながった家族ですらずっと一緒の空間にいると人疲れしてしまうタイプなのですが、夫とは一緒の空間にいても自然で疲れることがない稀有な人です。母は、、まあ、世間体を気にしてたり自分が一番不幸と思ってたり、何でそんな疲れる考え方をしてるのか不思議な人です。
――お母さまの態度を読んで、読者から「毒親」と言われたりしていますが関係性はいかがですか?
そーですねー。お正月とお盆にちょっと顔見せするくらいでちょうどいい関係を築けてるのではないでしょうか…ハイ。距離を縮めるとこっちの人生に全乗っかりされてしまうので、適度な距離を保ってます(笑)。
――たくさんのコメントがついていますが、今後の展開、メッセージなどお願いします。
見てもらえてるだけでもうれしいのにコメントまでいただけて、いつも大変ありがたく読ませていただいてます。いろんな考え方や捉え方、対策などとても参考になります!大きな変化はなかなかありませんが、また見てもらえるとうれしいです。
取材協力:めぐぞう(@MeguTakazow)
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